今回は、茶道の迎え水と送り礼についてです。
まずは、「迎え水」(むかえみず)です。
これは、亭主が茶事でお客を招くときに、玄関を掃き清めて打ち水をするのです。
およそ案内の時間の10分か15分ほど前にこの打ち水をします。
お客は、入口に水が打たれているのを見届けてから、玄関へと入って寄付(よりつき)に通るのです。
この打ち水によって、亭主のお客に対する「お待ち申しておりました」という誠意の表現になるのです。
それから茶事が行われてます。
さて、次は「送り礼」(おくりれい)についてです。茶事が終わると、お客はにじり口から露地に出ていきます。
「お詰め」(おつめ)といわれる末客(つまり、一番最後の順番のお客)がにじり口の戸を少しさせて閉じます。
すると、正客がにじり口の前にすすみ、連客がそれにならってにじり口に向きます。
そこで、亭主がにじり口の戸をあけてお客に黙礼をするのです。
この黙礼には、亭主が自身の至らなさの慎みが込められています。
それをお客は真摯なあいさつに合わせて感謝を込めて黙礼で応じるのです。
そして、亭主は静かに露地から去っていく連客の後ろ姿が見えなくなるまで見送るのが「送り礼」です。


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