中央官庁の中途採用を深掘る | 問題意識の教材化(MIK)ブログ

問題意識の教材化(MIK)ブログ

今の「学び」を「〇〇のため」で終わらせずに、「〇〇とともに」にしていくために、問題意識を教材化して、日本の教育システムで閉ざされたものを開き続けます。


今日たまたま観ていたビジネス番組の特集でこんな企画がありました。



https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/feature/283711


ちょうどキャリアについて深掘りしていたので、ブログに気づきをまとめていきます。


まず、なぜこのタイミングで中央官庁が中途採用を重視し始めたかと言えば、単純に若手の離職が高くなってきたからだそうです。


若手キャリア官僚の退職43%増 13年度比、人事院が公表:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA25CM60V20C22A5000000/


いわゆるキャリア官僚になるキャリアパスが見えているにもかかわらず、辞める選択をする人たちが出てきたことに、これまでは顕在化してこなかった日本の問題がはっきりしてきたように思えました。


将来的な人材不足を国が抱えている時点で、かなり深刻な印象を受けますが、対処としての中途採用も番組を観ていた限り、期待できるものではないと感じました。採用されたい人たちは待遇面よりもやりがいを重視しているので、今のところはかなりの応募があったようですが、これから実際に採用された人たちが活躍していかなければ、先行きはかなり怪しくなってきます。


正直、中央官庁の採用担当者たちの危機感があまり番組の中では感じられず、自分たちの意識を変えないと、有望な人材にそっぽを向かれる事態になりかねないと危惧しました。