エゴグラムを深掘りする-その9「現代人に頼らなくなった感覚」 | 問題意識の教材化(MIK)ブログ

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今の「学び」を「〇〇のため」で終わらせずに、「〇〇とともに」にしていくために、問題意識を教材化して、日本の教育システムで閉ざされたものを開き続けます。



今日の一日一読は第二章の続きで「4 臭覚、5 味覚」でした。読んで納得できたのは、他者を判断する上で、臭覚と味覚を人間は使わなくなってきたということでした。動物であれば、当たり前に使うことを人間は社会生活の中で使わなくなってきたことに気づかされました。


社会生活において、味覚を活用することはタブーであることは明らかだと思いますが、臭覚についてはある程度使うべきところがあると思います。現代において、「臭い」というものをいかになくすかという需要がかなりあるのは、他者とのつながりを求めているからこそだと思います。


個人的に、ニオイには敏感な方なので、いい香りであることはかなり好印象を受けると思う一方で、科学的に生み出された無臭あるいは香料に依存しすぎる傾向には賛同できないです。


体臭に悪臭と言われる状態があったとしたら、それを課題解決するのではなく(もちろん、しないままよりはマシですが)、そういう臭いを出す身体になっているというシグナルを真剣に受け止めて、生活習慣の改善のきっかけにしていくことが大切だと感じています。