『道の文化』を深掘る-その14「血液型に見る日本列島の道」 | 問題意識の教材化(MIK)ブログ

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9月27日の一読は山田宗睦先生の「道の文化」の続きで「血液型に見る北方型・南方型」です。これは内容的にとても興味深かったのですが、その出典を辿れなかったのは心残りです。


山田先生によれば、日本人の血液型を見たときに、南方型が一番多いのがなんと青森県で、北方型が一番多いのが鹿児島県だというのです。

「日本列島というところは、どこから日本へ入ってこようと、入ってきた連中は先へ先へと、行きつくところまで行けというわけで、北から入ってきた者はずうっと南の端まで行ったということです。それから南から入ってきた者は、逆に北のどん詰まりまで行きついているのです。」(37ページ)


ネットで調べられる範囲では、山田先生が言うようなデータは確認できませんでした。



ただ、山田先生も指摘していた日本にしか生息しない日本ザルが北の方にまで行っていることを踏まえると、日本列島は「縦横に歩いた道の束のようなところ」(同上)だと言えそうです。