『手塚治虫のブッダ』を深掘りする-その4「いまのままの未来」 | 問題意識の教材化(MIK)ブログ

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今の「学び」を「〇〇のため」で終わらせずに、「〇〇とともに」にしていくために、問題意識を教材化して、日本の教育システムで閉ざされたものを開き続けます。


今日の一日一読は第一章「人の運命」の続きで、

「でもそんなに未来がわかってしまったら、生きててもたのしみがなくなるでしょう? いや、アナンダ。いま私に見える未来は、いまのままの未来です。未来はまるで川のうずのようにどんどん変わっていくものです。」(20ページ)

でした。


このブッダとアナンダの会話で手塚さんが言いたかったことは「いくら遠い未来までも見通す力を持つ人間がいたとしても、彼が見通すことができるのはあくまで「今のままの未来」なのだ」(21ページ)でした。


過去と現在と未来は別々に存在するのではなく、深くつながっていて、現在があるのは過去の結果であることは間違いないです。では未来はどうかというと、現在のままなのか、今の新たな行いによって変わっていくかは行動次第ということだということに気づかされました。