昨日の一読は第一章「人の運命」の続きでした。
「川の流れがつねに動いているように、運命というものははじめから決まっていない。つぎつぎ変わっていくものだ・・・。災難はさけられないものとさけられるものとがある。さけられるものは、人間が自らの手で予測してさけることができます。
自分の身に降りかかってくる災難を逃れられない運命だと決めつけてはいけないということなんですが、実際に自分自身が災難に遭ってもなお、そう言えるかどうかが問われていると思っています。
しかしここでブッダの言葉に対してどうこういうよりかは、手塚さんが書いているように、運命論をただ拒絶して、刹那的に生きるのではなく、「もっと自分の未来の問題には、より積極的に前向きに探究する心がまえを持つことが大切なことだ」(19ページ)という部分を自分自身に問いかけていきます。