中に入るとみんなが笑い、酒を飲み、食事をしている。
その中心にはさっきの青年がいて
すごい勢いでご飯をほおばっていた。
「君はこっちがいいかな?」
一緒に入ったはずのお姉さんは既に
コップを持っており、その片手にジュースを持っていた。
「うん!ありがとう!!」
笑顔で受け取ると、すごく柔らかい笑顔をこちらに向け、
「可愛いわね。」
と、頭を撫でてきた。
(ちょっと恥ずかしいけど悪い気はしないなぁ)
ぼんやりとそんなことを考えていると、
お姉さんはすっと顔を近づけてきた。
ドキッとして、少し顔が火照るのを感じた。
すると、頭に於いていた手を肩にぽんと置き、
「でもあんなところで力を使おうとしちゃ駄目よ。」
ハッとして顔を上げると、またニコッと笑い
酒場の置くに歩いていってしまった。
追いかけようと思って体を向きなおすと
さっきの青年が今度は行く手を阻むように立っていた。
「坊主、まだおねぇちゃんの尻を追うには早いんじゃないか?」
周りの人がワッと沸いた。
ルークは顔が真っ赤になり、原因を作った青年を睨みつける。
「おいおい、怒んなよ。祝いの席だぜ。なぁみんな!」
そうだぞー!っと周りの人を同意するように声を挙げ、
ルークに料理を食べさせようと持ってくる。
余りにも沢山の人が持ってくるので少し焦り
先ほどのことを考える暇がなくなってしまった。
しょうがなく料理を食べ始めると
さっきの青年が肩を組んできた。
「なんか用ですか。」
ブスッとした顔で尋ねると、
耳元に顔を寄せ、小声で
「話は後で聞かせてやる。だからまた後でな。ルーク」
何で名前をっと聞こうとした時にはもう席を離れており
後姿を見ると煙草をふかし、ゆっくり手を振った。
座っていた席には紙切れが置いてあり
そこには時間と場所が書かれている。
「ここって…あ!」
紙をみて思い出した。自分が買出しの途中であることを
焦って外に出るとあたりは既に暗くなっていた。
続く