真実の最後を知った二人は言葉を失う。



「わかっただろう。これがこの先の彼の運命なんだよ。そんな中に彼を行かせる訳には行かないんだ。確かに力を持つ彼は再び革命を成功させるだろう。しかしその最後が同じになってしまうのなら、このまま平穏の中で生きる方がどれだけ幸せだろうか…」



「違う!!」



突然の声に三人は振り返る。



そこには息を少し弾ませたルークがいた。



「ルーク君何故ここに…」



「マイルさん、英雄王の話は聞きました。それでも彼は戦ったことを悔やんでいませんでした。俺も同じです。たとえ最後が同じであっても、苦しむ人を見過ごすことはやっぱり俺には出来ない。俺もまた、英雄王なのだから。」



「しかし私は…」



「マイルさんは、いや隠者は全てを知っている。だからこそ俺を助けてくれようとしました。本当に嬉しいです。でも俺はみんなが幸せになって欲しいんです。確かに英雄王の命は力を恐れた民によって奪われます。それでも彼は最高の笑顔を、そして勇気をくれました。だから行きます。彼らと共に。」



その眼差しは決意に満ち、ゆるぎないものだった。



ルーザルは煙草に火をつけ、一息つく。



「これほどの決意は曲げられないわね。行きましょうルーザル。」



「だな。」



二人は背を向け歩き出す。



「明日迎えに来る。それまでに別れを済ませておけよ。」



一言残し、闇の中へと消えていった。



「マイルさん…」



ルークの目はマイルに向けられている。



少し時間が経ち、すっと顔を上げる。



その顔にはいつもの笑顔が戻っている。



「家に戻ろうか。少し眠ろう。」



ゆっくりとルークに近づき、肩を抱く。



その優しさ溢れる手に、ルークは涙がこぼれた。



はい、と返事をして、二人は家の中へ戻っていった。



続く

約束の時間だというのにルークは現れない。



「これだからガキは嫌なんだよ・・・」



イライラしながら煙草をふかす。



「少しは我慢しなさいよ。子供みたいよ。」



「な!!」



ルールーは少しおちょくりながらもゆっくりとルークが来るのを待っている。



少しして孤児院の門が開き、ゆっくりと一人が近づいてくる。



「おいおい、あんたには用はないんだけどな…」



吸いかけの煙草を捨て、足で消す。



「悪いが、彼を君たちの好きにはさせない。」



「何だと!!」



怒りに任せ、ルーザルが踏み出そうとすると、ルールーが手で制す。



「わかっているんでしょ?あの子は力を持っている。それも英雄王の力を。彼なくして革命は起こせないわ。」



「そんなことはわかっている!しかし彼はまだ子供…そんな彼に戦いなど…」



マイルは手を握り締め悔やむような顔で横を向く。



「あの力を解放できたということは、彼にはその決意があるのよ。それにあなたなら知っているんでしょ?かの英雄も立ち上がったときはまだ子供だった。」



「そうだ!知っている!だからこそなんだ!君たちは英雄王の事を知っているだろうが詳しくではない。私は全てを知るもの隠者…だからこそその最後も知っているのだよ…真実の最後も…」






「ここは…?」



「ここは我の意識界。汝に先の戦いについて知ってもらう。」



目の前に一人の青年が現れる。



「君がルーク君だね。僕はルー。君と同じでガルーダの主だったんだよ。」



英雄王ルー、先の大戦で国軍を破りラーヴァンを建国した男である。



「ガルーダが言った通り、君には僕のことを少し知ってもらうよ。それでこれからのことを決めるといいよ。隠者も性格悪いよね。いきなりあんなこと言われた誰だって怖くなるよ。だからガルーダも君をここに呼んだんだ。まぁこうじゃないと僕の出番もなかったかもだけどね。」



はにかみながら悪戯っぽく舌を出す。



ルークの強張った顔が少し解けた。



「いい顔になったね。それじゃあ話そうかな。」



少しずつ話を始める。



立ち上がった時のこと



仲間と出会ったときのこと



戦いの日々のこと



そして建国してからのこと・・・



「大体こんなところかなぁ。少しは参考になったかな?」



話を聞いたルークの目には輝きが戻っていた。



「うん!いい目だね。もし最後のを聞いて目が死んでたら、このままこの力を封印するところだったよ。でももう大丈夫だ。さぁ目覚めなさい。仲間が君を待っているよ!」



再び光を放ち、目を開けるとマイルの部屋に戻っていた。



「ガルーダ」



「任せよ。」



扉に向かい手をかざすと幾線もの風の刃が遮る壁を切り裂く。



壁がなくなり、ルークは飛び出していく。仲間の下へ。



続く

なんというかすいません・・・


あの話を連結にしたのはしっぱいだった・・・


話をつくれば作るほど伸びていく・・・


当初三話完結なのに訂正して4話になりそれでもまだ無理でした・・・


文章作りは難しい・・・


小説はなおのこと・・・


私の失敗を許してください・・・





とまぁ懺悔はこのくらいにして


小説若干の中でなかなか更新が行かなかったんですが


ようやく話が出来そうです!


本日中にうP予定なんで、待ってくれていた方はお待たせしました!!





あぁ・・・小説のセンスが欲しい・・・


そうすればもっとうまくいくのになぁ・・・