「ケニー・ドーハムとマイルスの中間」と評される事が多いジョニー・コールズ。ケニドとは2年弱、マイルスからは1ケ月少々遅れてニュージャージー州トレントに生まれ、有名ジャズメンの宝庫、フィラデルフィアで育ちます。トランペットは、全くの独学。二十歳を過ぎる頃には、リズム&ブルースの名だたるバンドで活躍するようになり、その後はジェームズ・ムーディー、ギル・エヴァンス、チャールズ・ミンガス、ハービー・ハンコック、レイ・チャールズ、デューク・エリントン、アート・ブレイキー、カウント・ベイシーなどと共演を重ねます。




 お世辞にもテクニシャンとは言えない彼が、何故数多くのビック・ネームからオファーを受けたのか、というと、これ見よがしな処が全くない控えめなスタイルと音量、そして何より、どんな編成のアンサンブルにも溶け込んでいく、彼独特の包み込むような音色を有していたからだと思います。 



 では、その音色を、ドウゾ!

(^^♪

 

 




The Warm Sound /The Johnny Coles Quartet



01. Room 3
02. Where
03. Come Rain Or Come Shine
04. Hi-fly
05. Pretty Strange
06. If I Should Lose You
07. Babes Blues
08. Hi-fly (Alternate Take)
09. Fridays Child *
10. Chamblee Special *
11. Whisper Not *

Personnel on #1-8:
Johnny Coles (tp), Kenny Drew (p, #1, 3-6, 8), Randy Weston (p, #2-7), Peck Morrison (b), Charles Persip (d).
Recorded in New York, April 10 & 13, 1961

Personnel on #9:
Johnny Coles (tp), Duke Pearson (p), Bob Cranshaw (b), Walter Perkins (d).
Recorded in New York, January 12, 1962

Personnel on #10-11:
Julian Priester (tb), Eddie Chamblee (ts), Charles Davis (bs), Jack Wilson (p), Richard Evans (b), Charles Persip (d).
Recorded in New York, October 1957


Room 3
https://youtu.be/dpNl5nd0fos

 

 

 

 


Hi-Fly
https://youtu.be/_MMutJ5gAeI

 

 




Where
https://youtu.be/2Hi2seoWf4s

 

 

 




If I Should Lose You 
https://youtu.be/DEwQF4HRfCU

 

 





 如何でしょうか。
中間音をメインに置いている事も手伝って、まるで話しかけられているような、歌っているかのような印象が残りますよね。

 彼はブルー・ノートに「LITTLE JOHNY C」という有名盤を残しているのですが、こちらの方はハード・バップの逸品として聴くには申し分ないものの、コールズのサイドマンとしての才能が発揮され過ぎて(笑)、誰のリーダー作かわからなくなってしまうのがやや難点。やはり彼の音色を楽しむには、本盤が最適であるような気がします。

*興味のある方は、コチラからドウゾ!




LITTLE JOHNY C (Blue Note)
– Johnny Coles

https://youtu.be/YQ4yVJPdZfk

 

 



1.Littele Johnny C
2.Hobo Joe
3.Jano
4.My Sweet Passion
5.Heavy Legs
6.So Sweet My Little Girl

Johnny Coles (tp)
Leo Wright (as,fl)
Joe Henderson (ts)
Duke Pearson (p)
Bob Cranshaw (b)
Walter Perkins (ds) #1-3
Pete LaRocca (ds) #4-6

#1-3
1963/07/18

#4-6
1963/08/09





 さて、せっかくハート・ウォーミーなジャズをお聴き頂いたというのに、いきなり生臭い話をするのも何ですが、永田町では一騒動が勃発したようですね。

 なんでも総裁選の前に、小泉、河野、石破の三氏を党三役に仕立て上げ、その人気にあやかって自分が総裁に返り咲こうという姑息極まりないガースーの策が、瓦解に帰したのだとか。

 呆れ返るのはその捨て台詞で、日本を5度に渡ってコロナの大波に晒した張本人が、「コロナ対策に専念するために総裁選への立候補を断念」と言ってのけた、というのだから、開いた口が塞がりません(オリパラを中止しなかったのは、どなたですか?)

 ともあれ、会話がまともに成立しない総理には一刻も早く退陣願うとして、殊更気を付けたいのが、自民党お得意の迷彩戦術。誰が立とうが、この党の下級国民切り捨て、上級国民優遇、特定企業への利益誘導、派閥統制、長老支配、といった体質が変わるワケがありません。水は長く滞留すれば、必ず腐ります。政権の座に長く居座る政党も同じです。今こそ国会に清流を注ぎ込み、泥沼を透明性のある湖に替える時です。

 しかし、何せ敵はしたたか。泥沼の表面に青々とした湖の絵を張り付ける何ぞは、朝飯前!

 


 「おのおの方!、ゆめゆめ御油断召されませんように!」
(^^)



では、また!
(^^)/