ご覧頂きありがとうございます、みーこです

 

逃げても無視してもなくならない、いじめや嫌がらせを受けている時の対処法を状況別にまとめてみました。

 

直接対峙したほうがいいのか…

 

はたまた、直接対峙してさらに相手からの攻撃がひどくなるのではないか…

 

自分に原因があるのではないか…

 

やり過ごしていればそのうちおさまるのではないか…

 

心も体も傷ついて立ち直れなくなってしまう前に

 

状況別の対処法をまとめてみました

 

同じことをされても

どう受け止めるのか

どう思うかは一人ひとり違います

 

あくまで状況は目安として考えて頂いて

 

『こんなことで傷ついてはいけないのではないか…』

『もっと大変な人がいるのではないか…』

『我慢しなければいけないのではないか…』と思うのではなく

自分自身の幸せがどこにあるのかと見つめなおすきっかけにして頂いて

あなたの状況を変えるヒントにしていただけたら嬉しく思います

 

このブログでは、〇〇すると相手はこうなる

というような目先の対処法ではなく、

状況整理の仕方や、対処法を探すときの考え方に

焦点をあてています。

 

状況を変えるために試行錯誤しているけれど

本当はすぐにでも逃げたほうがいい状況だったり

嫌がらせをする相手をどうにかしたいと思っていても

自分を振り返ることで相手と和解できたりすることがあります。

 

解決しようとしている方向性や本質がずれていると

解決に時間がかかりすぎることがあります。

 

まずは現実の状況とこころの状況を3段階ずつに分けて

状況を整理して考えていきましょう

 

 

現実の状況3段階①かもしれない段階②遠隔攻撃の段階③直接攻撃の段階

 

 

心の状況3段階①不安の段階②抑うつの段階③絶望の段階 

それぞれの状況を解説いたします

 

 

 

 現実の状況

 

①かもしれない段階

・仲間に入れてもらえない

・陰で笑われたり悪口を言われているよう

・声をかけても無視される

 

面と向かって直接攻撃はされていないけれど

嫌だと思うようなことをされている

もしくは、嫌だと思うような状況が生じている段階です

 

 

②遠隔攻撃の段階

・物を隠される、傷つけられる

・嫌味を言われる

・軽く小突かれるなど、不快な接触をされる

・望まぬ長時間労働の強制

 

面と向かって言葉や行動で直接的な攻撃はされていないけれど

心が傷つく言動を受けている

過労させられているといった状況です

 

 

③直接攻撃の段階

・面と向かって暴言を言われる、暴力を振るわれる

・弱みにつけこみ脅迫する

・金品や財産を奪われる

・関係ある人に危害を加えられている

 

身体的・精神的に被害を受けている

もしくは、被害を避けるために行動を制限させられているような状況です。

正常な判断ができなくなっているような状況でもあります。

 

 

 心の状況

 

①不安の段階

・何にどうかわからないけど何となく不安を感じている

・現実に起こっていることが冷静に判断できない

・自分の言動に不安を感じる

・他者の言動に敏感になる

 

自分がわるいことをしたのか

嫌われているのだろうか

それとも気にしすぎているだけなのかなど

現状がはっきりせずどうしたらいいか

不安に感じている心境です

 

 

②抑うつの段階

・頭の中で嫌なことばかり繰り返してしまう

・何をしても結果が変わらないように感じる

・自分の存在が嫌になる

・加害者への憎しみが強くなる

 

心が傷ついて毎日生きていることが辛く感じてしまう

人を憎むだけでなく自分が嫌で憎らしくなっている

ネガティブな感情がずっと続いていて、

気持を切り替えたくてもコントロールできないような状況です

 

 

③絶望の段階

・適応障害や、うつなどの精神的な症状が出ている

・体が思うように動かない

・死ぬことを具体的に考え出す

・その人を見たり考えたりするだけで心や体に影響が現れる

 

体や心が思い通りにならず、病気になっていたり

破滅的・衝動的な行動をとることもあります

生きることが難しくなっているような状況です

 

 

 対処法

 

どの段階であっても、まず被害を受けている方の心のケアを優先してください

・具体的にどんなことをされているのか

・何が辛いのか

・本当はどうしたいと思っているのか

憶測や見ただけで状況を判断せず、

被害を受けている方自身にしっかりと寄り添ってあげてください

どんな思いでいるのか、どうしたいと思っているのか、

自分の言葉で話せる空間を作ってあげてください。

話したくない時は、何も言わずにそっと側にいてあげてください。

最初は一人にしておいてと言われたとしても

諦めずに寄り添い続けて、心を開くタイミングを作ってあげてください。

 

心か体のどちらかが③の状況にある場合は、

病院受診や入院も検討し、すぐにでも

原因の出来事から距離を取るようにしましょう

 

警察、先生、上司、家族などの周囲の人が

頼りにならない場合もあるかと思います。

 

世間体・生活・将来・社会的な立場などを捨ててでも

命を守る方が大切な時があります。

 

何かあってからでは遅いのですから、

なりふりかまわず優先順位を決めて

行動することも大切です。

 

心のケアと、命を守ることが何よりも大切だという前提で、

①②③の状態別の対処法を考えてみましょう。

 

心と体の状況で、重い方(数字が大きい方)を参考にしてください。

現実の状況が①でも、心の状況が③であれば、

③の対処法を参考にしてください。

逆も同じです。

 

①の状況の時の対処法

①かもしれない段階・不安の段階の時は

現実や心の状況をはっきりさせることが大切です。

 

できれば、対象の人に対して、

自分に嫌がらせをしていないか、

何か気に障ることをしてしまったのかなど、

直接聞いてみることも大切です。

 

陰口のように、はっきり事実が確認できない、

聞いてもはぐらかされてしまうような場合は、

自分は自分、人は人と、

心を強く持つことも大切です。

 

客観的に見て、被害者の方には全く非がないのに、

相手側の理屈として、被害者の方に非があると思って

嫌がらせをしている場合もあります。

 

中立な立場の第三者に判断してもらう、

同じ思いを持つ第三者と感情を共有して発散することも

時には必要になるでしょう。

 

コミュニケーションの方法や行動を変えて

相手の反応が変わらないか試してみることと併せて

できそうであれば、

相手がなぜ嫌がらせをするのか理解するために

こちらから歩み寄ることで

思いもよらないきっかけで解決する場合もあります。

 

お子様の場合は、加害者側にも心の傷や

苦しさのようなものがあって、

行動をコントロールできない子もいるかと思います。

 

先生の介入では解決できない、

子どもだけの場でどうしても止められない時は、

加害者側の家族も交えて、

ケアを行うことが理想だと思います

(なかなか難しいことではあるのですが…)

 

①の状況を我慢してやりすごしていると

②⇒③と状況が苦しくなってしまうことがありますので

早いうちに勇気をもって、

状況を変えるためのアクションをとっていきましょう。

 

②の状況の時の対処法

②遠隔攻撃・抑うつの段階にある場合は、

攻撃を受けない環境を作ること、

心を回復させることを何よりも優先してください。

 

仕事や学校なら休む

自分の心の状態に合った第三者や専門家に相談

必要なら病院受診も検討してください。

 

家族同士でトラブルがあり、

物理的に離れることが難しい場合は、

家族に味方がいてくれたらいいのですが、

誰も味方がいない場合は、

信頼できる人や保護してもらえる場所へ

避難した方がいいのですが、

外面がいい親だと、子どもの訴えが届かなかったり

避難しても言いくるめられて

家に戻されてしまうことがあるので

日記などの記録をとる

音声や映像の証拠が準備できれば

逃げられる確率も上がると思います

 

心と体が安心できる環境を整えて

回復に努めることが大切な時期ですので

とにかく安心・安全を確保することに努めてください。

 

加害側よりも被害側に力がある場合は

思い切って一度やり返して

相手に痛い目を見せて

こちらに関わらないよう仕向けることも

有効な時がありますが、

加害側に力がある場合は、

さらにやり返される可能性もありますので、

相手の力を冷静に見極めましょう。

 

 

③の状況の時の対処法

さらに、③の状況にある場合は、

②の時よりも緊急に被害が及ばない場所へ離れてください

 

法を守らない相手であれば、

法では守れないこともあります。

 

何かあってからでは本当に遅いので

あらゆる角度から対処できる方法を探しましょう。

 

ローンを組んで買ったばかりの

一軒家の横の人がひどい嫌がらせをする人だったとしたら

嫌がらせの度合いによっては、

ローンは命に代えられないと時もあります。

 

もちろん、隣が悪いことをしているのであれば

逃げずに戦い、相手に引いてもらうような

対策をとることが一番ですし

犯罪行為があれば、証拠を固めて

捕まえてもらう必要もありますが、

頭の片隅には、いざ命に危機が及ぶ時は

何もかも捨てて逃げる、

もしくは、相手を拘束する手段を確保しておくなど、

自衛する手段も考えておきましょう。

 

人生何が起こるか本当にわかりません。

今日と同じように明日も生きている保障なんてないのです。

 

現実の状況と心の状況を冷静に見極めて

最善の行動を探していきましょう。