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溝口健二監督1953年
京都の花街、祇園が舞台。芸ぎの木暮美千代と、舞妓の若尾文子にうっとりしてしまいました
木暮美千代はほくろがいろっぽく、若尾文子はほっぺがぷくぷくとして可憐です。
花街のしきたりは複雑です。そのひとつに御茶屋さんのおかあさんたちにしめだされて、御座敷によばれなくなったらいきてはいけない
舞妓の若尾文子が男から手をだされそうになって
口にかみついて騒ぎをおこし、木暮美千代は大事なお客さんをそでにしてしまう
おかあさんのせっとくにも、旦那をもとうとしない
木暮美千代に、浪花千栄子がそれはお金のあるひとのいうこととやと、この世界の厳しさをおもわされます
御茶屋さんから閉め出されてしまう二人
手狭になってわびしさがただよいます
御茶屋に謝罪に赴いた若尾文子をいえにかえし
とりひきさきの男のいいなりになったときの
着物の脱ぎかたや白足袋がなまめかしい
閉め出しが解かれたとたん、御座敷から声がかかり
男衆ももどってくる
町屋も美しい。特にカメラがうつくしかったです
華やかながらも悲しさもある世界でした
これから溝口健二監督をみよう!
古い日本映画をみよう!という人にお勧めです