濃淡をつけてアスペクトを見る【オーブ】【複合アスペクト】 | ホロスコープ勉強部屋 ~見えるものにも見えないものにも偏らない均衡を目指して

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教科書通りのリーディングにしっくりこないことには、大きな意味があるはずです。納得できるまで遊び心を持って考察していきます!

ホロスコープを読むとき、無意識に目に入って来やすい情報・意識的に最初に見る箇所などは人によって違うのかもしれませんが、いずれについても「アスペクト」が上位にくる方は少なくないと思います。

特に複数のアスペクトから形成される、グランドトラインやTスクエアなどの「複合アスペクト」があると、かなり目を引く情報となるかと思います。

 

有名人のチャート読み系の記事を見ると、オーブを10度近くとって、たくさんの複合アスペクトを見出して「なるほど」「やっぱり」と納得感や説得力を持たせる文章も良く見かけますが、複合アスペクトが一つ浮かび上がるだけで情報の輪郭がくっきりして読みやすくなるというか、強いインパクトを与える力があるからこそなのだと思います。

 

 

基本的にオーブは狭くとるほど影響力が大きく、チャートを読み解く上でより重要な情報と言えるようなので、自分のチャートを見る時にはわざわざオーブを緩めて複合アスペクトを見つける作業は、かなり後回しにして良いか、もしかしたら必要ないのかもしれないと思うようになりました。

 

 

今までは、いかに派手なアスペクト・複合アスペクトを拾っていくかというような見方をしていた部分もあった気がします。

それよりも、オーブの狭さでアスペクトの濃淡を感じ、天体のつながりが強いところから順番に読んで立体感を持たせる感覚を身に着けて、限られた情報で丁寧に読んでいくことが必要なのだと最近感じています。

 

 

 

私の場合、複合アスペクトが多めなチャートで(Tスクエア、メディエーション、トールハンマー)、その複合アスペクトだけ読めば何となく成立してしまうようなところがあります。

オーブをライツで8度まで緩めればカイトもできると思ってましたが、わざわざカイトとして切り取らずとも、他に優先して読むべき箇所があるし、最近はもう自分はカイト持ちではないという認識に改まりましたw

 

もちろん各要素の矛盾があって、そこをどう上手く活かしたり切り抜けたりするかということを考えると全く答えがでず、まだまだ読み切れていないことの方が多い状態ではありますが。

でも自分のチャートのアスペクトを読むとき、複合アスペクトの視点にウェイトをとられてしまいすぎている気もしてきました。

 

 

改めて自分のチャートでメジャーアスペクトのオーブが狭い順に星を見てみます。

 

水星土星セクスタイル 0度18分

水星天王星セクスタイル 0度24分

火星木星セクスタイル 0度32分

土星天王星コンジャンクション 0度42分

月金星トライン 1度04分

太陽火星オポジション 1度32分

火星海王星スクエア 1度51分

 

 

Tスクエアに目がいきがちでしたが、オーブの狭さで見ていくとセクスタイルが目立ちます。

セクスタイル…努力や意識がなければこれといった現象を引き起こすわけではないアスペクトです。

一応メジャーアスペクトには入っているものの影響として強くでにくいセクスタイルが、オーブの視点で見ると強いという…強いんだか弱いんだかと言う感じですがw

自覚としては正直、水星と土星天王星も、火星と木星も、よく分かりません…

 

あとは月金星トラインも、太陽火星海王星のTスクエアよりオーブがタイトではありますが、自覚や体感しやすいのは圧倒的にTスクエアの方になります。

 

 

結局自分にとって分かりやすくて、悩みの種でありコントロールしたいしすべきところはハードアスペクトであり、オーブの狭さの違いだけでは見えてこない所は間違いなくあり、それを理解するためにはアスペクトの意味や出方を知っておく必要があるのだと思います。

 

ですが、かなりタイトなセクスタイル、使わない手はないのでは?という視点もでてくるわけです。

ハードアスペクトそのものの克服だけにフォーカスするのではなく、他の星の力が上手く扱えるようになることで、間接的に他の星の救いとなる可能性があると思います。

 

私の場合、太陽火星海王星のTスクエア、理想主義で夢見がちでやる気にムラがあって…理想と現実のギャップに何度も派手に転んできているわけですが、そのTスクエアと関係のない水星と土星天王星のセクスタイルが上手く使えたら、独自の知性や現実的長期的な意識を以て、転びにくくなったり転んだあとのリカバーが迅速に適切にできるようになったりするのではないかなと。

 

もちろんTスクエアの克服を他の星を鍛えることからだけでできるはずはありませんが、オーブの狭さから見ると自分にとってはセクスタイルも重要性が高いことは間違いありません。

 

先に書いた通り、セクスタイルは努力や意識なしには恩恵が得られないものではあるので、何かしらやらないといけませんね。

ブログを書くことはまさに水星と火星を使うと思いますので、最近かなり頻度が下がっていましたがまたちょこちょこ記事をあげていかないとなと思い至りました…

 

久々にブログを書くと、勘所が余計に悪くなっているというか、書いていて違和感があるというか、なんかだめですw

書こうと思ったことを書く段階に全く至らず…

 

 

結論、ホロスコープを知っていようが読めようが、結局何かしらの努力が必要ですね。

ただ、その努力の方向性を確かめるのに星を見ると、こんなに便利なものはないなと実感できます。

そのような機会がホロスコープを学べば学ぶほど増えていきます。

 

 

人によってはタイトなアスペクトがあまりない、複合アスペクトがないというチャートも当然あると思いますが、だからといって星の力を使えないとか成功できないとかは全くないということは、初学者の私でも断言できます。

身近な人や、有名人・歴史上の偉人などのチャートを見ると、オーブの狭さや複合アスペクトの有無「だけ」でその人について語れることはかなり限られるのではないかと思います。

全体を統合的に読む技術が絶対に必要です。

 

私はまだまだ基本的なリーディングもできないレベルですが、ハウスの状態やミッドポイント(ハーフサム)、ハーモニクス、トランジットやプログレスにおける変遷など、無数の要素が織り交ぜられて星と人生が結びついていて、どんなホロスコープにも色んな可能性が秘められていることに魅力を感じています。