私は自分自身を情緒不安定なタイプだと思っています←
でもチャートの月は目立ってハードなアスペクトはありません。
水星とオーブ7度弱とゆるめにオポジションがあり後はソフトアスペクトのみ。特に金星とはオーブ1度でタイトにトラインなので、どちらかというと良い状態の天体であるようにぱっと見では言えそうです。
ですがそこにアングルを絡めてみるとまた印象は変わってくることに最近気づきました。月はDCに3度差で合。
実際周りの人の目がかなり気になる方です。とはいえその月は牡羊座にあり、10天体において水・土要素が少ないので、他人の上辺のしょうもない言動に足を取られてあっぷあっぷしていることが多く、被害妄想的です。逆にちょっと褒められると調子になることもしばしば…。この辺りは海王星のハードが他の個人天体にあるのも関係すると思いますがw
そして月はMC・ICとスクエア。個人的にはここが大きい気がします。
MCは社会的な面と関連性が強いので月と調和していなくてもやりようはありそうですが、ICが表すのは居場所・ルーツ・自分の支えとなってくれる環境や存在の象徴と言われています。
月は感情や情緒の反応・安心安全への欲求を表します。その欲求と居場所となる環境が調和していないとなると、そりゃちぐはぐするよなと。
ICは家系的に引き継いでいる物や幼少期の状況や世話をしてくれる親なども表すそうです。まさに私は実家があまり居心地の良い場所ではありませんでした…今もそうです。
以前実家の家族4人分のチャートをまとめて鑑定してもらったことがありますが、私以外の父・母・兄の3人はみんな金星が土でした。私の金星は獅子座で、個人天体は火・風しかありません。家族が盛り上がったり楽しんでいるところで、自分が上手く楽しめない感覚が昔も今も強いです。
まっとうに育ててもらった、感謝もしている、でも何か合わないし安心できない、居心地が悪いのが私にとっての実家です。こういった考えに至ってしまう自分を責めることもありますが、大人になるにつれて色んな家庭の形があることを知り、だいぶ楽にはなってきています。
また、チャートを見て、月とICがスクエアからきてるのかと思うと納得できてきますw
そして偶然なのか必然なのか、私の旦那も金星が山羊座で…私の実家に帰ると私より旦那の方がなじんでます
ちょっと切ないですが有難いことだとは思いますね!
私は月の状態が良くても、ICとの相性が悪いことから居心地の悪さがあり、間接的に安心感が得られにくい経験が少なくなかったと言えるかもしれません。幼少期の居場所って家庭がかなり多くを占めますからね。
なのでもしかすると経験から学習してできあがったフィルターやブロックにアプローチすれば、今より情緒の安定を感じられるかもしれません。
一方で旦那ははたから見ると精神的に安定していて、自分でも「辛いことがあっても考えないようにする」的なことを言っていて我流の対処法を確立しているようです。
また、両親とは特別仲が良い訳ではないけれど実家に帰るのは楽しみにしている感じです。
そんな旦那のチャート、月は天王星土星からスクエア…これは結構しんどいアスペクトですよね。
ですがICは蟹座で乙女座の月とアスペクトこそないものの相性は悪くありません。そして旦那のお母さんは太陽水星蟹座で旦那のICとオーブ3度以内で合。
月のアスペクトは母親との関係を表すと言われていて、確かに旦那とお母さんの関係が天王星土星スクエアっぽい話もきいたことはあります(末っ子であまりかまってもらえなかったり、しつけは厳しめだったとか)
でもなんだかんだ実家が好き・落ち着くというところは、ICから紐解いていくと納得できる気がしてきます。
そして月の状態が良くなくても、というより良くないからこそ、対処していく力が身に付き打たれ強さが現れるのかもしれないと感じました。
ホロスコープ界隈でも、ハードアスペクトがあると鍛えられる、ソフトアスペクトばかりの人は打たれ弱い、といった表現は結構耳にしますよね。
鏡先生の本にはICは父親の象徴、MCは母親の象徴ともあり…ちょっと今回そこまでの考察は及びませんでしたw
自分や身近な人のチャートを教科書通りに読むと違和感があることが多いのですが、ブログを書き始めて、意外な角度からその違和感が解消される瞬間が得られています。
悶々と考えるだけでなくて、やはりアウトプットすることで気づきが得られますね!!