前回書いたことでもありますが。


「アル君はADHDだから出来なくても仕方ない。
それも個性です。お母さん、認めてあげてください」


…え、絶対認めませんけど???


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マレーシアに住む美帆です。
ADHDと診断済み長男アル18歳(話が長い)
トンビが鷹を産んだ系長女ひな16歳(毒舌)
発達状態要経過観察次男リリ6歳(あざとい)
単身赴任中の夫(喉元過ぎれば熱さを忘れる)
偏頭痛持ち虚弱の私(多分ADHD)
の5人家族です。
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年末年始、久々に日本に一時帰国していました。


0歳の時からマレーシアに住む次男は冬に憧れがあります。
マレーシアにも雪が降ると信じている彼に雪を見せてあげたいなぁ。


そう思い、スキー場に行きました!
(人工雪ですがいいのです)

レンタルウェアが結構可愛い…♡
大好きな人の息子さん(好きなのはお母さんの方)が被っていた帽子への憧れが強すぎて、
ロシア人みたいな飛行帽を買って欲しいと言われたけど、そんなに寒くないと思います…


せっかくなので初心者スキー教室にも入れてみました。







並ばない、先生の話聞かない、声でかい。

なにそのコンボ




先生:スキー板の前に立って!
まずはブーツをチェックします!


と言われても、とにかく勝手にスキー板に乗ろうとする次男リリさん(6歳)。
制止されても理解しないリリさん。



スキー板しか目に入ってない!
笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き



長女「ちょwwwお兄ちゃんと同じwww」
(弟が好き過ぎてスキーせずスキー教室を見守る)



久しぶりにこういうの見たー!って思いました笑
そして周りの子どもたちが同年代もしくはそれより小さい幼児さんばかりなのに、全員が整然と並んでいる光景にも驚く…




「スキー場だからスキーする。
だからスキー板を足にくっつける」
と思い込んだら、外からいくら声をかけてもその認識がなかなか切り替わらないんですよね。




アルもそうだったな〜
というか「思い込んだら認識が切り替わらない」のは今もそうだな〜
と思いつつ眺めていました。




今のプレスクールでも

「並べない」
「飽きたら教室から出て行く」

と指摘されているリリ。



ADHD学童期でよく聞く典型的な行動です。


ただ…

今のプレスクールに限らず
「ADHDだからどうこう」
なんていう指摘は無いんですよね。



単純な事実の指摘だけ。



そして。
「授業内容は理解している」
「分からない子に教える、友だちに親切」
「ハサミが苦手」
「筆圧が少し弱い」



ニュートラルに各項目を評価されます。
(学校によっては評価項目が数ページあることも…)


「リリはADHDだから出来なくても仕方ない」
なんて言われないんです。
ADHDかも、と言うのは伝えてます。
兄がそうなんです、と。

でも「ふーん。それで?」


あぁ、ADHDとかAutismとか、全部単なるラベルであって、この人たちはそんなところ見ないんだなぁ…と感じさせられます。


何が出来て
何が出来ないのか。

「これは得意。これは不得意」
それだけです。


ADHDなんていうラベリングは無意味でもあるんです。
だってADHDって言ったって、色んな子がいるんですから。
そして、ある一つのことが苦手だからと言って、何もかも出来ないわけじゃないんです。



日本でアルは公立でしたが
「アル君はADHDだから出来なくても仕方ないんです。個性です」
と言われて、注意もされませんでした。
宿題をしなくてもアルは怒られない。
授業に出ず図書館に行っていても何も言われない。


そして「お母さん、認めてください」
と。



私は絶対に認めない
ADHDだから「なにもかも出来なくて仕方ない」などとは、絶対に認めません。
ADHDの特性がすごく強い子なのは「単なる事実」として受け止めてます。
実際、小学生の頃のアルは、興味を持てばそこに集中して他のことが見えなくなることがよくありました。


家から学校まで徒歩5分。
いつもどおり学校に向かったはずなのに、30分後に「学校に来ていません」と連絡があったので探したところ、通学路にあった工事現場の作業を夢中になって見ていたり。
廊下のポスターを熟読して教室まで辿り着けなかったり。
授業中も外に出てしまったり。


でもそれでも
親の目から見て、感受性は高いし、とても優しい。
勉強に関しても、算数は親の目から見ても得意でした。



何もかも出来ないわけじゃない。



アルは算数が大好きでした。
算数を受けさせてください、そう思ってました。



アルは今でも数学が好きで成績も良く
アートも大好き。
思い出したことが気になって、教室から飛び出して行くこともあるらしいけど
それはもちろん先生には注意されるし
数学の成績もアートの成績も良いです。
それは評価してもらえています。



ADHDだから仕方ないことなんて無かったです



ADHDの各種特性は、その人、その子の一部に過ぎない
上差し私が凄いと尊敬している精神科医の言葉

「それだけでその人の何もかもを決めつけるなんておかしい」



近視みたいなものなんです。
近視はその人のほんと一部でしかない。
近視と聞いて全人格決めつけることはありませんよね。



ADHDという言葉でその子の全てをわかるわけないんです。


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