マレーシアでADHDの子を含む3人の子育てをしています。
長男アル(ADHD診断済み 18歳。マレーシアのブリティッシュ系ボーディングスクールに在学)
長女ひな(Sharp tongue と先生に言われてしまう辛辣な妹。ゲーオタ気味。16歳。マレーシアのブリティッシュ系ボーディングスクールに在学)
次男リリ(発達状態要経過観察と日本で言われたけど無視してる。6歳。日本語と英語なら日本語が好き)
夫(日本のサラリーマン。自分勝手な妻に理解ある夫)
の家族です。
殆どツイッターはやっていない(学校の鍵付きアカウントを見るために作ったアカウントです)のですが
miho@miho_zao長男がADHDなのは特性だけど長男が注意欠陥他動性障害なのは社会のせいです。#ADHD #注意欠陥他動性障害わたしが障害者じゃなくなる日 〜難病で動けなくてもふつうに生きられる世の中のつくりかた 旬報社… https://t.co/9KO2K36L7g
2019年12月15日 16:42
「わたしが障害者なのはあなたのせいです」
と言われたら…
多分、殆どの人はびっくりするでしょう。
でも、自画自賛?ですが
私のブログに何度か来てくださってる方なら
「本当にそうだよね!!」
と思ってくださるのでは無いかな。
「生きづらさ」があるときに
「障害」になるのであって
生きづらさが無いのであれば障害では無いんです。
この方と「障害」の内容は異なりますが
私のADHD長男アルは、日本では生きづらかった。
でもマレーシアならそうでもないんですよね。
社会がADHDでも困らない仕組みなら
それは障害では無いんです。
先日、アルの進路相談に行きました。
「アルはADHDで予想外の事態が起こるとパニックになる。
環境変化に弱いです。
私はそこを心配している。
だから、彼が困ったら手助け出来るように、私の近く、つまりマレーシアの大学に入れようと思います」
そうすると。
…話が全く通じないんです。
「この大学も良い大学ですよ」
「他にもこんな大学がありますよ」
全部、イギリスの大学なんです。
いや、だからわたしが手助け出来るようにマレーシアの大学に入れようと思ってるんですけど、と言うと、しばらくして…
「ADHDの手助けくらい、イギリス中のすべての大学でやってくれるけど…」
「あなたじゃないと出来ないことは何??」
と言われたのです。
「アルならどこでも大丈夫。
彼より重度な○○(別の障害)の子にも勧めたのだけど、イギリスの中でも特に手厚いのはK university。
そんなに心配なら、そこはどう?
私たちボーディングスクールと同レベルにサポートしてくれるよ」
…わたしもまだまだだな、と感じました。
マレーシアが特別なんじゃない。
ADHDごときを「障害」と言ってるほうが世界的にはマイノリティなのかも。
「私は勉強がしたかった」
そんな特集を見かけたり
成績が良いのに支援級に通わなければならない子がいる日本。
それは世界的には「当たり前」じゃないんです。
繰り返しますが、ADHDの特性は生まれ持ったものです。
ですが、それを「障害」にしているのは社会です。
「アル君は空気読めない障害を持っている」
んじゃなくて
「空気読めない人が生きづらい社会には障害がある」
んです。
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