こんにちは。
「みほえ先生のほけん室」の佐藤みほえです。
私の住んでいる隣の関市には「マーゴ・シネックス」というシネマコンプレックスがあります。
昔から映画が大好きでよく観ていたのですが、最近は足が遠のいて観る数が減っています。
しかし、どうしても観たいものは外せません。
「土を喰らう12ヶ月」
良かったですー (^^♪
懐かしい気持ち、幸せな気持ちになり、
「あーこんな生活をしてみたい」と思うのです。
しかし、「生きることは動くこと!」というセリフがあり、ほんとにそうだよなぁとため息が出る思いでした。
現代は便利に慣れすぎてしまっています。
確かに自然に近ければ近いほど、生活は手間がかかり1日中動かなければならないのです。
私には無理だなぁ (-.-;)y-~~~
この映画を「マクロビオテック視点」で見ると、
陰陽調和
一物全体
身土不二
しっかりと踏襲されていました。
この映画では四季の流れを淡々と楽しみゆく日常が描かれ、私はそれを楽しく観たのですが、ブログのテーマであるマクロビオテック視点からも考えてみます。
- 自分で栽培した野菜や身近な野草、山菜を頂く毎日ですから、当然「身土不二」です。
- 季節のものは体の陰陽に合っている。(暑い夏は身体を冷やすキュウリやナス、体が冷える冬は身体を暖める根菜・・)
- 野菜は根もきれいに洗って、根の陽性をしっかりといただく。(マクロビオテックでは蓮根の節もネギの根もいただきます)
- 根も皮も丸ごと頂く「一物全体」。
- 野菜は冷たい水で洗う。(お湯だとミネラルが出てしまうと習いました)
- ほうれん草を茹でるときは根からお湯につける。(熱の陽を陰の拡散力で根から葉へ広げる)
- 野菜は愛おしく対話しながら丁寧にあつかう。
- 季節を感じながら感謝して頂く。
などなど、ザッとですが感じるところはいろいろありました。
そして、物語全体が四季を追って進みます。
これもマクロビオテックの師範コースで学びました。
自分の生活であまり意識していないのでダメですけど (^^;
日本の暦
「二十四節気」
「七十二候」
今や気候がおかしくなってしまいましたが、昔は「二十四節気」「七十二侯」は、生活に定着していました。
特に農業ではこの暦は作業の目安に重要だということです。
今でもTVの天気予報などでは言われていますね。
懐かしいなぁと思ったのは、「イモ洗い用の桶」
子どもの頃、ゴロゴロと芋を洗っているのをよく見ました。
おくどさん(かまど)も懐かしいです。
小学校4年生あたりまでは我が家も使っていましたので。
そして、主人公のジュリーと火野正平が「タラの芽」を、濡れた和紙に包んで野焼きにして食べるシーンがあります
ただ焼いただけなのに、「美味しいなぁ、昔の人は美味しいものを食べてたのだなぁ」と季節の山菜の持つピュアなうま味に舌鼓を打ちます。
現代はあれこれ工夫をして「ハレの料理」が多く、「ケの料理」を食べることが少なくなりました。
「ハレとケ」というのは民俗学者の柳田國男によって見出された、日本の四季の生活にある伝統的な世界観です。
「ハレの料理」
儀式、祝い事、正月、節句、お祭りなど
非日常のごちそう料理
「ケの料理」
日常の生活のシンプルな料理
以前一緒に勤めていた年配の先輩男性の話です。
職場の忘年会で高級な割烹料亭に言った時、手の込んだ料理が時間をおいて運ばれてきます。
私は高級な料理に興味津々でしたが、先輩はさほど感激もなく、「イモはイモであることが一番じゃ」と言いました。
映画のタラの芽を野焼きで食べるシーンを見て、その時のことを思い出しましたが、先輩は真に美味しいものを知っておられたのですね。
現代の野菜はミネラル含有量も減り、味も薄くなりました。
それぞれの野菜が持つ「うま味」も「えぐ味」も少なくなったように思います。
この「土を喰らう12ヶ月」は、身近で取れるものをほとんどそのまま煮炊きしています。
食の監修は「土井善晴」さんですが、器も含めてさすがです。
素材を大切にし、最もおいしく頂けるようにプロデュースされていると思います。
季節の食材や食の在り方への愛情が伝わってきました。
「ゴマ豆腐」を作るシーンがあります。(映画ではゴマ栽培からスタートですからビックリ!)
「ゴマ豆腐」は葛を使って作ります。
以前マクロビオテック料理教室で葛練りをしました。
最初はなんてことないのですが、粘りだしたら必死に練らないとあっという間にかたくなるから、頑張って練りなさいと言われたことを思い出しました ^^;
ガーッと練ります。
かなり疲れる作業です。
主人公のジュリーがこたつで原稿を書くシーンで、横にあるストーブがいいですね。
映画と同じストーブと今は亡き愛犬のヨーキー
ニッセンストーブのゴールドフレーム (^^)/
今は使っていませんが我が家にもあります。
灯油タンクが小さいのですぐに石油を入れなければならず、ちょっと生活には不便です。
そのうちまた登場してもらいます。
とってもほっこりするストーブ❤︎
古民家にはよく似合います。
映画の後半は病気をして「死」を思うシーンがあります。
自然に沿った生活は精神的には豊かなのですが、体が動かなくなれば維持できません。
主人公は先のことを考えるより、1日1日を淡々と生きることを考えます。
いずれは誰もが迎える死。
私も死生観を整えるべき年に入りました。
主役はジュリーこと沢田研二❤︎
昭和に生まれ青春を送った私には憧れのスターです。
YouTubeで昔のジュリーの歌を観ると本当に美しい。
エンディングのジュリーの歌声は昔のまま。
最盛期のビジュアルは今でも通用すると思うな(^_−)−☆
マクロビオテックの師範コースで「望診法」を少し習いましたが、その視点から気になることがあります。
ジュリーの目の周りのたるみや浮腫みです。
体調はいいのかなぁ・・・
なんか心配です。
ジュリーには健康で素敵に歳をとってほしいな。
「土を喰らう12ヶ月」
マクロビオテック視点で描きましたが、ノスタルジックすぎるかな?
本当はまだまだ書けるのですが・・・^^;
「みほえ先生のほけん室」ホメオパシーシリーズ
日本ホメオパシーセンター岐阜美濃町
(ホメオパシー健康相談&QX-SCIO)
「みほえ先生のほけん室」自分を愛するシリーズ
(自己受容コーチング:本当の自分を輝かす)