皆様こんにちは😃
お元気でお過ごしですか。
私は一応元気にしています!ただ上る時の脚の痛みはそのまま。。。レントゲン撮ってきましたが、ドクターがバケーション中で結果を聞くまでにはまだ時間がかかりそうです。
仕事はしばらくばたついておりましたが、ようやくちょっとまとまったお休みが入ります。
さて、、、
仕事がひと段落したため、先日友人の住む街ブレダへ行ってきました。
ブレダは王室とも深い繋がりがあり、オランダ王国にとっては歴史的にも重要な街です。気品ある美しい旧市街は半日あれば歩けるような規模なので日帰り旅行にピッタリ。
友人の案内を受けながら、そんなブレダを散策。代表的な場所や建築物を観光しました。
ファルケンベルフ公園
ここを通って駅から旧市街へ抜けていきます。
季節柄、むせかえるような青の匂いがします。
この公園、昔はブレダ城の庭の一部で貴族たちの狩りの場ともなっていたそうです。
鶏が放し飼いになっていたり、人々が寝そべっていたり。
オランダらしさいっぱいの自然を楽しむことができます。
ブレダ城
ブレダ城は、始めは12世紀の終わりに造られた小さな集落のための建物で、お城という意味はなかったのだそうです。
この建物からブレダという街に発展していきました。
その200年後、ブレダの領主ヤン ファン ポラネン(Jan van Polanen がこの建物を塔と塀のある本物のお城に変えたのだそう。
そして、1403年、ドイツの貴族ナッサウ家のエンゲルブレヒトと結婚したヤン ファン ポラネンの孫娘ヨハンナ(当時なんと11歳)が現在のオランダ王室の基盤となるオラニエ-ナッサウ(Oranje-Nassau)を作り上げました。
この城は16世紀にはヘンドリック三世の手によってアルプスに初めて建てられたルネサンス様式の宮殿に建て替えられました。
が、その後、何世紀にも渡って、城の多くは取り壊され、改装されてしまったんだそうです。
1826年にはこの城は王立陸軍士官学校となりましたが、その改装中にルネサンス様式の外観の多くは失われてしまったそうです。
ルネサンス様式のお城、さぞ優雅なお城だったのでしょうね。
改装前の姿、見たかったです。
ブレダ教会 Grote of Onze lieve Vrouwekerk
建物全体が天然石で覆われたゴシック様式の教会は、ブレダの、またオランダ王国の重要なモニュメントとなっています。
宗派は元々はカトリックでしたが、16世紀ごろのイコノクラスム(偶像破壊)によって大きく揺れ動き、プロテスタントになったりカトリックになったり。
1637年に遂にプロテスタントに属することになったのだそうです。
現在、ブレダの教会には『Grote Kerk』と『Onze Lieve Vrouwekerk』という二つの名称が使われています。
オランダでは『Grote Kerk 』という名称はプロテスタント教会という意味があります。また、『Onze Lieve Vrouw』という名称は聖母マリアのことを意味するため、聖像を掲げ聖母マリアを特別な存在とするカトリック教会を意味します。
なのでブレダの教会は、宗派は1637年以降はプロテスタントとされていますが、この両方の名称が使われているということは、現在はどちらの宗派も受け入れるという意味合いを持っています。
(カトリックからの寄付がその名称の由来に関わっているそうです。)
この教会にはオランダ王室の祖先が多く眠っています。
パイプオルガンの演奏
ゴシック様式の天井。
交差リブヴォールト。
こちらにはJohannaの夫エンゲルブレヒトが眠っています。
前後しましたが、教会の前にベギン会修道院を見学しました。
ベギン会修道院
昔は女性は結婚か修道女になるかの二択しか生きる道がなかったそう。
このベギン会修道院は修道女を支援するために建てられた修道女のための生活の場です。
ベルギーでは13のベギン会修道院がありユネスコ世界遺産となっていますが、オランダでは多くが撤去されてしまい、残されたのはアムステルダムとブレダのみ。
どちらの修道院も、現在では人が住む住居となっています。
こちらは買い物帰りの住人かな?
修道院の中庭に面するカトリック教会
正午を知らせる鐘の音。
教会の中は聖像が飾られ、着席できる人数も限られたこじんまりとした造り。
王室の基盤を作ったJohannaの像
修道女の像
修道女の生活様式を表した展示も見てきました。
初めてのブレダ。
ユーモア溢れる博識な友人の解説のおかげでたくさん勉強させていただけて、感謝です。
本当に有意義な1日となりました。
お天気も良かったからか、街は多くの人で賑わっていました。
お昼はベトナム料理屋さんで。
前菜はルンピア(春巻き)
私が注文したのはエビの一品。
友人のOssehaas。
新鮮でとっても美味しかったです♪♪♪♪♪
6月初旬には宿泊して、van Goghの家族が眠るお墓や美術館なども観させていただく予定です。
楽しみです!
それではまた!!!