キッシュdeクリスマス

干し白菜deロール白菜
心待ちにする味、というのがある。例えば。
春を告げるふきのとうから始まり、タラの芽、わらび、うどなどの山菜や筍。
夏の鰹や雲丹・西瓜や桃・ゴーヤ。
秋の松茸や栗・芋・ぶどう・梨。
冬の牡蠣や鮑・芹やホウレン草・大根・白菜・柚子・・・。
他の季節には絶対買わないとは言わないけれど。
その季節に体が欲するえぐみだったり、みずみずしさだったり、苦さだったり、甘さだったり香りだったり
その美味しさを覚えてしまうと、よし!またその季節を待とう、と思える。
心待ちにするから・・・なおさら美味しい。
四季折々に美味しいものがある日本って、やっぱりすごいなぁと思うのです。
和食がユネスコの人類無形文化遺産に登録されましたね。
世界各国を旅してみると・・・って三カ国しか行ったことがないのですけれど(笑)
今年訪れたモンゴルの首都ウランバートルにも日本食レストランがありましたものね。
多くの国で和食への関心が高まっていることは素直にうれしいことです
春・夏・秋・冬、それぞれの行事と食事が密接なのはたしかにめずらしいことなのかもしれません。
行事の記憶は食べ物の記憶・・・って、食いしん坊の私だけではないはず。
生後100日(だったはず)の、お食い初めが人生初の伝統和食、でしょうか。
以来、お正月だの、ひな祭りだの、花見だの、端午の節句だの、お盆だの、祭りだの、お月見だの・・・
まさにパブロフの犬よろしく、涎・・・となるわけです(笑)。
さて、前置きが長くなりました。
そういえば、先のモンゴルでも乳製品や羊肉をあちらこちらに干していましたけど、
干し柿に始まり、大根やら白菜やら。
特に最近のお気に入りは大根の皮でして、今までもきんぴらや即席漬けに利用してはいたけれど
ふと思い立って干してみたら、これが大正解でして!
皮だけで作った切干大根煮のコリコリ感がたまらなく、食感フェチとしてはもう最高なのです(笑)
大根の皮特有の辛みも抑えられ、と同時に甘みも増します。
で、思い立ったのが白菜でした。和食の板前さんもやっている手法ですね。
5時間ほど陽にあてましたらば、思わぬ効果もついてきてラッキー♪
程よく水分が抜けて、下茹でなしで包めたというわけ。
簡単なレシピをば。
中華風ロール白菜<7個分>
白菜 7枚
肉だね
豚or鶏ひき肉 300g程度
玉ねぎみじん切り 半個分
戻した干し椎茸 3枚
生姜みじん切り 少々
戻したきくらげ 適宜
春雨 40g(熱湯で戻す)
溶き卵 1個分
片栗粉 大匙2
塩・胡椒・醤油 適宜(しっかりめに)
※具に味がないとぼやけた味になるので肉だねには濃い目に味をつける。
※葉先からしっかり巻き込み、とじ目を下にして隙間なく鍋に並べる。
※隙間があくようなら、余った白菜を隙間に詰める。
※肉だねが余ったら団子にして加える。
スープ
かぶるくらいの水に鶏ガラスープの素 大匙1~2程度を注ぎ白菜がとろりと柔らかくなるまで煮込む。
煮上がってから 塩・胡椒・醤油 適宜で調味後、白菜を取り出し残りのスープに水溶き片栗粉でとろみをつける。好みで青ネギやごま油をかけても。
肉団子の外側をカリッと揚げてスープに加え、白菜と春雨を煮込めば獅子頭鍋となります。
ここまで書いておいて何ですが(笑)、包むのが面倒という方はこちらでお試しを♪
と、さらに気付きました。。和食云々と書いたわりには、これ・・・和食じゃない

















