内面育成塾認定講師

心理カウンセラー

金子美保です

 

ご訪問ありがとうございます。

 

今朝、闘病中だった義兄が亡くなりました

4年前に亡くなった妻(私の姉)の元へ旅立って行きました
 

姉は55歳、義兄は60

ともに癌でした

 

 

癌は残された時間がわかり

人生の締めくくりをすることが出来る病といいます

 

姉も、義兄も、余命数ヶ月と宣告されながら
1年半以上に渡り、生を全うしました

 

ある日

「美保ちゃん、式場決めて来たから!」

亡くなる数か月前に姉にそう言われましたが

何の事なのかわかりませんでした

 

自分のお葬式をする会場を決めてきたと言うのです

「9ヶ所まわって一番感じのいい会場にしたよ」と

 

もう絶句でした

 

姉は葬儀のコースから、段取りから、内容まで全て決めていて

葬儀当日、私たちは何もすることがなかったのです

 

苦しかったはずなのに

姉は、一度も弱音をはいたことがなく

常に残される人のことを考えて

完璧に最期を演出しました

 

女優のような人でしたが、最期まで女優でした

 

あっぱれでした

 

 

姉は、亡くなる準備も完璧で

後々困らないようにと自分の物はほとんど始末し

「はい、これ形見分けね」と高価なバックやネックレスをくれました

 

生きてるうちに本人から形見を手渡される

受け取る私は、辛かったです

 

亡くなる2日前には

「もうそろそろやから、お通夜で流すこの曲を探して来て」と言われ

 

私が、ネットで注文すると言うと

「それじゃ間に合わない」と言われ

12月の寒風の中、バイクでCDショップを回って見つけてきました

 

CDを手渡し、満足そうに曲を聞いている姉の気持ちを考えると、涙が溢れてきました

 

 

亡くなる前日には、姉の家に集まってクリスマス会を開きました

 

「どこも痛くないし、すごく幸せ~!」と何度も言い

 

意識が朦朧とし、目も見えずらくなっているのに

自分で書きたいからと

義兄に、一文字をA4の紙いっぱいに書いてもらい、それを必死に見ながら

 

 

「美保ちゃん、今までありがとう」と書いて

クリスマスカードをくれました

 

 

その翌日

自宅で最期を迎えたいという姉の願いどおり

息を引き取る30分前まで話をし

手を握りながら看取りました

 

今は痛みのコントロールもしやすいので

介護保険の制度を使い

訪問医療や福祉用具のお世話になり

自宅でも看取ることは可能です

 

義兄も病院は気が滅入るから嫌だと

同じく自宅を選んで最期を迎えました

 

姉の時は、24時間義兄が付きっ切りで

義兄は息子が主になって世話をしました

 

 

人の死が、辛いことには変わりはないけれど

 

癌と言う病は

故人の満足いく最期を支えることができ

そのことでまた、残された者も生きる確かさを手にすることができる病でもあります

 

明日は義兄の望みどおり

空の上で、また夫婦一緒になれる日です

 

 

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