これまで野菜やコメなどの植物は光合成で炭水化物である糖を得る独立栄養生物(植物)なのだと思わされていたが、実のところそんなに事は単純ではなかったのかもしれない。
菌ちゃん農法では枯れた草木などを畝の中に入れて菌類の生育を促す。そこに植えられた野菜は根を伸ばし糸状菌類と菌根を形成して必要なミネラルや窒素養分などを得ているそうだ。菌類と植物の共生関係が何億年もの長い進化の歴史があるのだとすると、植物の従属栄養とか独立栄養とかいう区分けがそんなに重要なのかも分からなくなってくる。
もしかしたら菌ちゃん畝で起きていることは、野菜は光合成だけで栄養(ブドウ糖)を得ているだけではなくて、菌類から分解された栄養糖類を逆に得ていることもあるのではなかろうか。(混合栄養性という)
地球の歴史の上では太陽光が何年も地上に届かないことも十分にあり得た。そのとき植物たちは、過去に固定されていた同化産物の植物遺骸を菌類が分解し、菌根からその栄養エネルギーを得て生きながらえたというシナリオも十分にあり得る。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!