【オリンピックトレイル】

Islands Nature Heritage Trail  Olympic Trail
流れ星見所 滝、海、鉱山跡、歴史見物と見どころ沢山トレイル
流れ星行き方 MTR東涌駅D出口からスタート
流れ星所要時間  5歳と3歳の足で5時間くらい(入口まで歩いて)
流れ星全長 約10キロ(コースのみなら7.5km)
子供満足度 星星星星
大人満足度 星星星星
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ランタオ島のこんなコースを歩きます。
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行き方
MTR東涌駅のD出口に出て左に曲がると
オリンピックトレイルの看板があるのでこれに沿って歩いて下さい。
ちなみに我が家はここで地図を読み誤り別の方向へ。。
この高架下、横断しませんよー!
正確には駅を出てすぐ横の“翔東路(Cheung Tung Road)”という道を歩きます。
海まで来てようやく道が間違えている事に気が付いた我が家。
どうやら真逆に進んでいたようです。。
しかし海沿いを歩いてもオリンピックトレイルのスタート地点には辿り着けます。
ひたすら“東涌海濱路(Tung Chung Waterfront Rd)”という大通り沿いを歩き
途中で“迎禧路(Ying Hei Road)”という細い道になりますがそのまま真っすぐ進みます。
道なりに歩くと最後地下道になり道路を横断すればスタート地点に到着!
ここまでで約1時間。
そこそこ遠いです。

道中の景色は右を見るとMTRやエアポートエクスプレスがビュンビュン通り抜け

左を見ると建設中の港珠澳大橋が良く見える見通しの良い場所です。
 
▼オリンピックトレイルコース地図
 
地図1
白芒村 牛牯塱村 大蠔新村
このコースは元々『Islands Nature Heritage Trail』という名称でしたが、北京オリンピックが開催され『オリンピックトレイル』という名称に変わったそうです。

スタート地点にはオリンピックトレイルの看板とあずまやがあり、景色も良かったのでここで昼食にしました。

ここは『離島自然歴史徑』という別のトレイルコースでもあり説明書きがあります。
離島自然歴史徑とは全長35キロのランタオ島と坪洲島の生態学資源と観光名所を結ぶコースで坪洲、梅窩、昂坪、大澳の4ステージに分かれています。
ここはその一つの梅窩ステージ。
説明は日本語もあるのでありがたい!
お腹がふくれたら、さぁ出発!
“歴史徑”とあり所どころに昔の生活風景が残されています。
進み始めるとすぐに1950年~1960年代に造られた赤レンガの焼却炉が出てきます。
川が流れている道を抜けると
“白芒(Pak Mong)村”という村にたどり着きます。
写真は盗賊や海賊、戦争中日本軍から村を守る為に造られた高さ7mの監視塔。
1939年に建設されたそうです。
そしてその横には鋭い剣で二つに切られたような形から“試剣石”と呼ばれる高さ2mの石があります。
他にも所々同じようなレンガで建設された建物が点在しています。
村の門には立派な守り神が描かれていました。
白芒村を後にし“梅窩”の看板に沿ってひたすら歩きます。
村の出口には公衆トイレがあります。
この先少し行ったところにも同じようなトイレがあるのでここで行かなくても平気です。
人気トレイルコースなので道は舗装されていて歩きやすい!
オリンピックトレイルの看板が気まぐれに登場します。
しばらく気持ちのいい山を眺めながら歩くともう一つ村が出てきます。
“牛牯塱村(Ngau Kwu Long Village)”という村の横を通り過ぎます。
ちなみに先程すぐあるといったトイレはここです。
この先ゴールまでトイレはありません。
道中はのんびりと過ごす村人の風景を楽しむ事ができます。
しばし歩くとまた村が。
“大蠔新村(Tai Ho San Tsuen)”という村で入口の門が立派でした!
でもトレイルコースは梅窩方面なのでこの門は潜りません。
 
地図2
展望台で休憩
村を後にすると緩やかに上り坂が続きます。
“オリンピックトレイル”という名前だけに所々にオリンピック競技がイラストが描かれています。
一つ目は射撃。
しばらく坂道が続きますが3歳の次男もがんばって登ります。
そしてしばらく上ると景観台のあずまやが見えてきます。
ここで一休憩。
スタート地点に見たマカオ大橋や東湾が上から眺められる良い場所です。
少し休んだらまた歩こう!
ここからは“北大嶼郊野公園(Lantau North Country Park)”というカントリーパークになります。

眺めの良い山道☆

ここで二つ目のオリンピックマーク、トライアスロンを発見。
 
地図3
自然を楽しむ
道は段々緑豊かな道になっていきます。
この辺りは昔土壌状態を良くさせるため人口植林を沢山した場所なんだそうな。
子供たちは綺麗な実を見つけたり
きのこを発見したりして植物観察をします。
次男のペースにしばしば待たされる長男。
しばらく行くと休憩所と看板が出てきます。
ここでディスカバリーベイの老虎頭山(Tiger’s Head)に行ける“老虎頭郊遊徑(Lo Fu Tsu Country Trail)に道が分岐します。
今回のトレイルコースはこの看板を真っすぐ。
舗装された橋を何か所か歩きます。
三つ目のオリンピックマークを発見。

フェンシングです。

 
地図4
Mong To Au (望渡拗)
だんだん見える景色が梅窩サイドに変わってきました。
台風で倒れた木の根っこの土を落とすのに夢中になったり
落ちている松ぼっくりを拾うのに必死になったりと次男は寄り道ばかり。
のろのろ歩いていたかと思うと、突然全力疾走。
この子のペースに合わせながら歩くのは大変疲れます ^^;
しばらく自然を楽しみながら進むと
“望渡拗(Mong To Au)”という避雨亭に出ます。
ここには三角点。いぇ~い★
標高200mくらいの小さな名もなき山です。
ここの景色はとても綺麗で梅窩と銀礦灣(Silver Mine Beach)が良く見えます!
あとは下るだけ。
ムイオーの街並みを見下ろしながら歩きます。
途中で四つ目のオリンピックマーク、スイミングを発見。
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地図5
銀鑛洞と銀礦群瀑と文武廟
坂道を下りきったら少し森の中に出ます。
途中お店?があったりもします。
これはお店なのかな?
新しそうな橋を渡ります。
橋を渡ると少しずつ山から村の雰囲気になってきます。
ここで五つ目のオリンピックマーク、陸上競技を発見。
これが最後のマークでした。
歩く事数分で“銀鑛洞(silvermine cave)”という銀の鉱山跡にたどり着きます。
1910年から銀の採掘を始めたが銀の含有量が少なかったため廃坑した場所らしいです。
坑道の入口が今でも残っており当時の雰囲気を感じられます。
銀鑛洞から少し歩くと左側に大きな“銀礦群瀑(Silvermine Waterfall)”という滝が見えてきます。
こういう石の道を歩くの大好きな長男。
長男を追ってがんばる次男。
あんまり上まで行かないで!!
と注意しないとどこまでも登る長男。
ちなみにパパは滑って足が川にドボンしたので皆さん気を付けてください。
ひとしきり遊んだら、さぁ進もう!
少し歩くとオリンピックトレイルの看板が出てきて
“白銀郷”という村に出ます。
ここには400年以上前に建てられたという歴史ある文武廟があります。
この文武廟を見たらオリンピックトレイルは終了!
お疲れさまでした★
 
帰路
帰り道はこのまま道なりに歩く道と、先ほどのオリンピックトレイルの看板を左に下る道の二通りあります。
我が家は戻るのも面倒なのでこのまま直進してフェリーターミナルまで行く事にしました。
ここでものどかな村の暮らしが見られます。
ランタオ島定番の牛さんもちらほら。
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徐々に建物が増えてきて坂道を下っていくと“銀礦灣(Silver Mine Beach)”の砂浜に出ます。
後は海沿いを歩いて梅窩フェリーターミナルまで歩くだけ。
 
見所が沢山あり楽しいトレイルコースでした♪
東涌からスタートすれば上り坂も徐々に上がるのであまりキツくもなく初心者や子供でも行けるトレイルコースでおススメです!
 
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長男:5歳9か月
次男:3歳2か月

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【子供との山登りで持って行くべき物】

①ハイキングシューズ

滑りにくさが全然違います!

転倒防止になりますし、「疲れた~」となりにくいのでちゃんとしたちゃんとしたハイキングシューズを履かせることをお勧めします。

 

②帽子

暑かったらハイキングに限らず被ると思いますが、結構むれるので通気性の良い帽子をおススメします。

 

③トレッキングポール

ポールがあると使いたがってノリノリで歩いてくれることがあります。

又、電車ごっこをしながら歩いたり、岩をつついてみたり色んな用途で使う事ができます!

 

④ベビーキャリー

荷物を背負いながら子供もおんぶできる利点の他にも、おんぶ紐と違って汗が直接子供に付かなかったり、間に風が通るので涼しかったりする利点もあります。

 

⑤速乾性の服(着替え)

香港の山登りは暑いです!!

最低でもTシャツは一枚持って行きましょう。

 

⑥日よけ兼雨具

これは母が必要です!

雨天兼用の軽量傘が役に立ちます!

 

⑦レインウェア

香港の山の天気は変わりやすく、突然スコールのような雨に襲われることがあります。

又、移動中の電車やバスは冷房で寒かったりするので、上着と兼用できるようなレインウェアが役に立ちます。

 

⑧水筒兼リュック

水は多めに持って行かないと命にかかわります。

しかし水は重いので水を背負えるようなハイドレーションタイプのリュックがオススメです。

 

⑨食べ物・おやつ/ウェットティッシュ

お昼を挟むときはおにぎり(腐り防止の為梅干しを入れてます)、おやつは個包装の物を持って行くと食べやすいです。

 

⑩絆創膏

キャラクター系のバンドエードを備えておくと、転んで擦りむいた時など子供の気を紛らわすことができます。

 

⑪虫よけ

虫よけは必須!場所と時期によっては結構刺されます。

子供が小さい時にはこのような虫よけのメッシュのパーカーを着せていました。

 

⑫日やけどめ

香港は紫外線が強いです!

汗にも強いウォータープルーフなのに石鹸で落ちるANESSAのパーフェクトUVマイルドミルクが子供にはおススメです。

 

⑬ホイッスル・ライト

いざという時に!

ホイッスルとライトは最低限の防災防犯グッツです。

 

⑮GPSウォッチ&ドローン

無くてもいい物ですが、これがあれば+αハイキングの満足度が上がります★