前回感想書き忘れたけれど、16話の秦中先生ちびっこ編、原作にあったっけ?
テケテケなる妖怪が出てきたのは、覚えてるのだが……。
うーん、やはり単行本を全部揃えないといけないな。
今回の『妖はじ』は夏休み編二本立て。
原作では「酒呑童子編」の前に挿入されていた「海水浴編」、「酒吞童子編」後の「宿題編」で構成されている。
「海水浴編」好きなので、すっ飛ばされなくて良かった!
おバカな男子たちは佐野くんというイケメンを餌に、浜辺の美女一本釣りを計画する。
しかし、佐野の狂信者タヌキによって、計画は水泡に帰すのだった。
狸塚くんのやっべー一面がアニメで初めて出た気がするな。
スピンオフの『妖怪学校の生徒はじめました!』では、もっとやばさ全開。
四国のタヌキ、恐るべし。
富士くんはエクステ取ると、別人だな。
女装姿も美しいけれど、こっちもこっちで魅力的。
女性陣は、普通に海水浴を堪能中。
うーん、このクラスの女子は粒ぞろいだね。
そして、蓮浄さんの「入道、見損ないましたわ。やっぱりあなたに国子は渡せませんわね」のカットがちゃんとあって良かった。
歌川さんの想いも実ってほしいけれど、蓮浄さんの秘めた想いも届くといいね。
そして、今回のハイライト。
ひじたんによる「俺の紅子」発言。
原作読んだ時もニヤニヤしたけれど、アニメで絵と声がついたらニヤニヤ度が倍増。
ひじ紅よ、永遠なれ。ニヤニヤニヤニヤ。
Bパートは佐野くんが夏休みの課題のために、妖怪の出生を訪ねて回る。
妖怪の生まれ方もいろいろなのね。
プリンターから生まれてくる兄ギダはどうかと思うが(笑)
そんな中で出てきた今後の重大な伏線、「妖怪と人間のハーフ」。
センシティブな話題に、当事者である入道くんが顔を出すと、これまで滑らかだったひじたんの口も止まってしまう。
これはやっぱり「連々編」を最終回にする構成になって良そう。
めちゃくちゃ楽しみ。
そして、佐野くんの告白。
「気づいてたんだろう?オレが妖怪じゃないってこと」
佐野くんは妖怪じゃなくて、神様。
しかも、神の国を追放された神様。
その告白を聞いて、晴明は―――
そもそも知っていた。
生徒の事情は先生間でちゃんと共有済み。
思いのほかしっかりしてるな、百鬼学園。
けれども、佐野くんの重大な告白を晴明は受け止める。
妖怪でも神様でも佐野くんは佐野くん。
僕の大事な生徒に変わりはない。
普段は制服好きのド変態なのに、こういうところでは大きな器を見せるんだから。
美味しいキャラだよなあ、安倍晴明。
しかし、二人は良い雰囲気になりすぎて、ドライバー役に柳田君がいたことを失念。
シリアスな空気に耐え切れず、結局その場はギダオチ(=爆散)になったのでありました、まる。
生徒も先生も大活躍。
この世界における妖怪についての設定も分かった上に、佐野くんのデレ期も到来して、言うことなし!文句なし!の1話だった。
あー、やっぱりこの作品大好き。笑えるし、癒される。