【ゲーム感想】『ONE.』steam版 七瀬留美ルート | 雪花の風、月日の独奏

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主にギャルゲ、時々百合。

 

『ONE.』リファイン版、ちーまちまプレイ中。

 

現状、レビューを書いた「里村茜」ルートを除くと、

「川名みさき」ルート、「氷上シュン」ルート、そして「七瀬留美」ルートをクリア。

最後に浩平が消えてしまうという展開が完全に共通しているので、ヒロインに対する思い入れの違いがルートに対する所感の相違になりそう。

1990年代の泣きゲーってこんな金太郎飴シナリオなのか……。

 

謎めいているのが「氷上シュン」ルート。

ギャルゲなのに何故男キャラのルートが!?と思っていたら、よく分からない発言を残して消失。

このルートから察するに、「えいえんの世界」って死後の世界なのか?

どう見ても健康優良児にしかみえない主人公にも死期が迫ってる?

ルートを進めれば進めるほど謎が深まってくな、この作品。

 

 

 

ルート四つをクリアして、純粋に面白いなーと思ったのが「七瀬留美」ルート。

共通ルートでもそうだったんだけど、七瀬ちゃんに関するルートは結構選択肢で遊べるんだよね。

浩平を如何にして遅刻させないようにするかで、いろいろ選択肢が出てくるんだけど、まあこれがうまくいかない。

分岐点も多いし、ガイドもなしに一発でTrueエンドにたどり着くの無理なのでは…?

 

このルートでは、ヒロインの七瀬ちゃんが浩平に落ちた途端、乙女100%になっちゃうのも可愛い。

ツッコミ上手なキャラなので、主人公の浩平との会話劇が面白く、浩平のおちゃらけた性格がいい具合に緩和されるんだよね。

 

 

 

あばたもえくぼ。

遅刻30分なんて、折原浩平にしてはマシなもんです。

 

七瀬ちゃんに対しては、定番の「王子様」補正が効いていたとはいえ、ホントなんでこんな奴に次々フラグが立つのか…。

「女の子の髪を手に巻き付ける」「髪を切る」「ぶつかり際にエルボー」etc etc...、高校生男子のやる所業じゃねえよ、折原浩平……。

プレイヤー視点で見ているので悪意はないのは分かってるんだけど、だからこそ余計たちが悪い。

七瀬ちゃんの鉄拳制裁があったからチャラになったようなものを、お前は小学生なのか、折原浩平……。

伝説のキムチラーメンは二人らしくて笑えた(ただし七瀬ちゃんは殴ってよし)から良しとして、「髪を切る」は今のご時世いろいろやばいんじゃないだろうか。

 

 

 

七瀬ちゃんと言えば、髪型七変化も好ましい。

元剣道部の七瀬ちゃんからすれば、リボンは「乙女」としてのアイデンティティーなんだろうけど、こっちのショートヘアの方が個人的には可愛いと思う。

 

 

 

ルートの終盤で見せたドレスアップ姿もすばらしい。

ツインテールじゃない方が大人びて見えるけれど、ツインテールという基本のスタイルがあったからこそのギャップ萌えなのかもしれない。

 

 

さあ、しかし困ったぞ。

気になるヒロイン+αをことごとくクリアしてしまったせいで、次のルートに行くモチベーションが下がってしまった!!

残るはメインヒロインとロリっぽいの二人。

そろそろ謎の少女と瓜二つな長森を攻略すべきだろうか…うーん。