な、難解…。
難解すぎるぞ、『ONE.』。
現時点で、茜ルートクリア。
紆余曲折を経てヒロインと結ばれ、キャッキャウフフのその最中に、主人公が世界から消失するという唐突過ぎる話運びに仰天。
いや、でも我輩がギャルゲデビューしたての頃にプレイしたゲームにも、この手のものがあったような。
『ONE.』がその走りだったということなんだろうか。
浩平が想いを馳せる「向こう側」については、茜ルートでは明示されないまま。
別に主人公だけが行ける特別な場所じゃなくて、この世界観では日常に飽いた人が旅立ってしまう場所らしい。
なんだろう、プレイヤーのいる世界とゲームの世界を比喩しているよう思えなくもない。
- 日常の繰り返し=共通ルート
- 非日常の到来=個別ルート
- 「向こう側」=プレイヤーのいるリアル(画面を閉じた世界・俯瞰的な世界)
(↑)みたいな感じなのかな。
茜ルートだけじゃ情報量少なくてよく分からん。
少なくとも全容を知りたいのならここでプレイを終えるべきじゃないし、長森によく似た謎の少女まで登場してきたし、もうちょっと続けて様子を見てみよう。
『アインシュタインより愛を込めて』だって、中盤は「???」状態だったけど、終盤はきれいにまとまってたじゃないか、ファイト自分!
それにしても、エンドレスで続く牧歌的な逸話の数々に飽き始めたタイミングで、「変わらない日常はあっけなく崩れる」というモノローグと共に、主人公の存在が希薄化しだしたもんだから、心読まれたと思ってびっくりしたわ。
ヒロインとしての茜は文句なしに可愛かった。
「けなげ」という形容が似合う子って、こういう子のことを言うんだろうなあ。
あと、泣いている女の子ってめっぽう魅力的に映るよね(最低な発言
BGMはエンディングの「輝く季節へ」がダントツにいい。
日常BGMは「オンユアマーク」が印象的。