【ゲーム感想】『月姫 -A piece of blue glass moon-』アルクルート1 | 雪花の風、月日の独奏

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「ショウタイムだ、吸血鬼」

 

 

かっけーーーー!かっけーーーー!かっけーーーー!

遠野志貴かっけーーーーーーーーーーーー!

金本ボイスもかっけーーーーーーーーーーーー!

 

ワタクシ、アルクェイドルートそっちのけで「火炎血河Ⅱ」のラストをリピートしております。

「蜘蛛を思わせる」四つん這いの態勢から一気に滑空して、上空で氷槍を回避一閃、とどめに標的を刺突で一網打尽って、かっけーかっけー!

普通ならばあり得ないの連続だけど、そこは外連味、ハッタリ上等のTYPE-MOON。見せ方がうまい。

これは月姫本編であってメルブラじゃないのに

「極彩と散れ!」「残刑に処す」「弔毘八仙、無常に服す…!」

などという殺戮ポエムが聞こえてきそうだよ。

 

「え?なにその血迷ったポエム?」って思った方は、メルブラ(リメイク前)をやるといいよ!

 

 

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で、肝心のアルクルート。

 

のっけから金髪吸血鬼と鬼妹の直接対決がやってきた。

 

「竜虎相打つ」なんてたちの悪いメールを打ってきた琥珀さん、絶対この状況を楽しんでる…!

あばばばばばばばば、志貴じゃなくても酸欠状態に陥りそうな展開が早々に…。

妹様が絶対零度の威圧感を醸し出しているのに、空気読めない吸血鬼が爆弾発言を連投するから、志貴の、志貴の、志貴の、命がーーーーーーーーーーーー!

ぶっちゃけ、吸血鬼達との命のやり取りよりも、妹からの追及の方が鬼気迫っているッ!!

 

死の洋館(笑)から脱出した後は、本物の連続吸血殺人鬼を探して、アルクと夜の街を徘徊する。

ヴローヴが一連の事件の首謀者じゃなかったと知った志貴の落ち込みは理解できるな。

あれだけ決死の覚悟で相対したのに、「そんな肝心なこと、最初に言っておけよ!」と小言の一つも言いたくなるわ。

その後は、互いに「怪我人が無理すんじゃねえ!この意地っ張り」の応酬。

いつもだったらこの手の応酬はツボにはまるんだけどねえ…アルクは我輩の好みのキャラではないので、志貴がそこまで入れ込む理由が今一つ。

「モノの壊れやすい線」と隣り合わせの志貴にとって、一時でも線を持たない時間を有するアルクは美しいと思える存在で、だからこそ放っておけないのかなあ。

 

 

しっかし、秋葉様、かわいいですなあ(そこかよ

これまで伊藤静さん、ひと美さんが声をあててきたけれど、リメイク版の下地さんの声質が一番秋葉様の人となりにマッチしている気がする。

深窓の令嬢のイメージにピッタリの落ち着きと冷たさ。

リメイク版のキャスティングはどれもあたりだよなあ。

本渡さんは佐久間さんよりもアニメ版の折笠さんの声を思い起こさせる。

だ・が!

 

 

このタイガー臭全開の新キャラが能登さんだとは思わなかった。

真逆の人間像も見事に演じてみせるとは、さすがプロ。

しかし、能登さんに卑猥な台詞を言わせてはいけない!ノー・セクハラ!

 

あ、ぶさいくネコのボイスの再現度はどのキャスティングよりも完璧でした。

 

「あれ?柚ねえだけ続投?」とか思っちゃった。