【漫画感想】水無月すう『プランダラ』17巻 | 雪花の風、月日の独奏

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……可愛いのは可愛いんですが。

 

表紙を飾るアインスの「アンタ誰?」感といったら、半端ねえっすね。

 

 

 

 

オリジナルの一ノ瀬さんはヒロインと言っても過言ではないほど健気。

(離人を元気づけるために準備した下着がうず高く積まれてるシーンの切なさよ…)

一方、クローンのこの人は、13~14巻辺りでめちゃくちゃやらかしてたんで、

「え?表紙飾るほどのキャラだったっけ?」と、頭の中を疑問符が舞う。

前巻のおにぎりエピソードはこの後どれだけ活きてくるのか。

 

今回表紙を飾るなら、なんといってもこの人たちでしょう。

前巻、陽菜ちゃんからメインヒロイン(笑)の座を勝ち取り、

初登場時の悪役ぶりがウソのような八面六臂の活躍を見せる風帝さん。

松葉杖状態でようやりおるわ!な彼の窮地に颯爽と駆けつけた―――

 

雷帝・ライトニングと水帝・シャロウ。

 

 

 

生きとったんかーい!

 

 

まさかまさかの展開。

7巻越しの復活。

急所ギリギリにブッさして、特務にばれないようアビスに捨てたって……そんな伏線あったっけーー!?拾い忘れただけ!?我輩が拾い忘れただけ!?

 

ロベールの活躍が増すにつれて、三大大将の過去もクローズアップされていっているなあ、とは思ったけど、まさか復活の機会が設けられているとは思いもしなかった。

アニメのキャストも立花慎之介・保村真・真堂圭と、豪華だったもんな…。

2期待ってますよ!!

 

 

閑話休題。

17巻の見どころと言えば、ついに始まったリヒトーVS時風の兄弟対決…だけど、個人的にはこっちかな。

三大大将再集結……!のかっちょいい場面でまさかの天然ボケを発揮するロベールととばっちりを食う今回のヒロイン・シャロウ。

 

シャロウ「責任…とれよな…」

ロベール「責任とは……?」

シャロウ「あっ…やっ…そのっ…だからっ」

シャロウ「だから…だか…ら…」

ライトニング「……あのなぁ…ロベール」

ライトニング「昔よく三人で飲みに行っただろ?」

ロベール(コクコク)

ライトニング「何で下戸の俺が毎回付き合ったと思う。シャロウが二人きりじゃ恥ずかしくて誘えないっていうから――」

シャロウ「うっせぇオッサン殺すぞ!!(赤面)」

ライトニング「アビスに来てからも毎日毎日「ロベールに会いたい」「ロベールと仲直りしたい」ってわんわんわんわんそりゃもう――」

シャロウ「ころすぞー!ころすぞーーーッ!!(赤面涙目)」

 

表紙のアインスに続き、「ねえ、この人誰?」状態(笑)

シャロウ→ロベールという、まさかの矢印模様だよ。

初登場時の悪人面がウソのような水帝さん。手元にコミックスがある人は、初登場時の10巻と17巻を比べてみよう!

 

 

 

それにしてもロベールの鈍いこと。

軍務はさておき、それ以外ではアラン大尉とジェイルの関係にばかり目がいっていたせいで、意外と自分に注がれる熱視線には気がつかないタイプだったのかもしれない。

なんとも罪作りなお人。

 

 

宿命の兄弟対決が始まり、終局へと向かいつつある『プランダラ』。

でも、未だにフィレンダ先生が出てこないんだよなあ。

絶対シュメルマン先生の変貌に関わってるはずだし、あの女傑が300年前にあっさり死んでるはずもない。

そろそろ教官組に動きがあってもおかしくないはず。

次巻に期待かな。