サブカルランキング’2020(2) | 雪花の風、月日の独奏

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ゲーム、アニメ感想メインの堕落ブログ。
主にギャルゲ、時々百合。

 

随分クセの強い子が揃いましたが、よければ見ていってください。

 

 

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5位 『地縛少年花子くん』(漫画)

 

 

 

 

独特の画風が鮮烈な本作。このデザインだけでご飯3倍いける。
花子くんの人物像と未だ隠されたままの死の真相が屋台骨かな。
ただいま寧々を死から救うための「六番目」編が絶賛展開中。
反・花子派の二重人格眼鏡委員長が活躍してるけど、
意中の人が消えてしまって、委員長はどう出るのだろうか。
最新14巻発売中!!(まだ感想書いてない)

アニメはデザインの再現度には目を見張るものがあったけど、
VOMICのような躍動感のなさが物足りなかった。
花子くん=緒方恵美というキャスティングは神。


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4位 『アイドリッシュセブン Second BEAT!』(アニメ)

 

 

1990年代に美少女アニメの最前線で活躍したアニメーターたちが
渾身の力で作り上げた男性アイドルアニメの第2期。
演出オタクにはたまらない心情描写と映像美が見事だった。


1期よりも話数が少ないので、駆け足展開だったのは残念だけど、
今期もメンバー同士の衝突、外野からの圧力などの苦難を通して
「トップアイドルへと至る道」を描いてくれていて、我輩ご満悦。
艱難辛苦を乗り越える様が好きなので、ギスギス展開大歓迎。

とりわけアイナナの核弾頭・MEZZO"の軋轢とそれにまつわる演出の妙はたまらない。

あと、3期決定おめでとー!



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3位 『虚構推理』(アニメ・小説)

 



一足一眼のヒロイン・琴子と未来決定能力を持つ不死の青年・九郎が

「人間の想像力から生まれた怪物」と戦う…という概略だけ設定盛り過ぎでしょ!な作品。

メインヒロインの口上で物語が進行していくので、ともすれば冗漫になりがちなところをテンポの良さ、小気味いいギャグ、役者陣の演技、とっつきやすいキャラクターデザインがそれを緩和している。

安定した作画、メインテーマを筆頭に秀逸な劇判も魅力の一つ。

キングさん、お願いだからサントラの単体販売を…(切実

 

もともと推理物なので、映像化すると語り一辺倒の退屈なストーリーになってしまいそうだが、

九郎に「望む未来を決定するために死ぬ必要がある」という設定が備わっているため、

不死身の九郎VS鋼人七瀬というアクション要素も追加されており、視聴者を退屈させない。

 

それと、2期決定おめでとー!


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2位 『徒花異譚』(ゲーム)

 



ロープライスなのに、物語の重厚さで話題を呼んだアニプレックスエグゼの処女作。
ライターの海原氏×キャラクターデザイン・大石先生がタッグを組んだ18禁美少女ゲーム『フェアリーテイル・レクイエム』の大ファンなので、絶対当たりだ!と思って購入したところ、やはり当たりだった。

 

物語の中でおとぎ話の歪みを正す青年と少女の物語…と思いきや、

『フェアリーテイル・レクイエム』同様、「夢」を用いた巧妙な仕掛けが張り巡らされており、

また、文章表現の美麗さは、2020年トップクラスと言っても過言ではないほど。

ライターが同じなので、「夢」に対する姿勢は『フェアリーテイル・レクイエム』と同様。

ライターの「夢」に対する姿勢が選択肢にも大きく関わっている。

 

一番の肝は、主役である黒筆と白姫のカップリング。

末永く幸せでいてほしい二人である。

 


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1位 『DAIROKU:AYAKASHIMORI』(ゲーム)

 

 

 

 


2020年イチオシ。だけど万人には推せない困った名作。

ジャンルとしては妖怪ファンタジーだけども、根幹にあるテーマは「人も妖も変わらない」であり、全編通して妖の日常を守るため、新米公務員が奮闘する様が描かれている。

妖怪バトルアクションや異世界ファンタジーを期待してプレイすると肩透かしを食らうけど、

これでもか!というくらい描写される「妖守」という「公務員」の設定の緻密さにはまると、

その妙味から抜け出せなくなる曲者ゲーム。


役者陣の生き生きとした演技がツボにはまったプレイヤーも多数。

その演技の良さは店舗特典のドラマCDでも多分に発揮されている。

とりわけ、メインヒーローである瀬見季継役の豊永利行氏の演技は必聴。

 

好感度上げイベントとメインルートのシナリオに一部整合性がない、という重大なバクを抱えているが、ダイロクの世界観にハマってしまうと、それすらも愛おしくなるという厄介な中毒性を備えている。

本当に愛すべきゲームである。ファンブックまだですかー?

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以上、美萩のサブカルランキング’2020(2)でした!

 

第一弾はこちら!あわせてヨロシク!