国会中継を見るともなく見た。
予算委員会だから予算の話をしそうなものだが、事実は何を質問してもいいらしい。
現在最も大きな問題は能登半島の復興だと思われるが、同じくらいに自民党の裏金問題が取り上げられた。
先日、立花隆の「田中角栄研究」を読んだ。
取材して書いているうちにロッキード事件が起こったので、後半は児玉誉士夫研究のようになっている。
ここに書いてあることがどのくらい真に迫っているかはわからないが、普通に考えて当たらずといえども遠からず、というところであろうと思う。
幽霊会社をいくつも作り、不動産を転がし、会社も転がしてひねくりだした金額は数十億か数百億。
現在話題の自民党議員たちがパーティー券をチマチマと売りさばいて数年かけて積み上げた裏金が数百万とか数千万というのとは桁がいくつも違う。
50年経ち、小悪党の時代になったかと一種の感慨を覚える。