7月の終わり頃、我が家のメインテレビ、パナソニックの液晶テレビが映らなくなりました。
音は出るので、パネルの故障です。
家族によれば少し前から気になる挙動はあったらしい。
パナソニックのサイトでこの機種のパネル修理費用を見積もると7万円以上でした。
パナソニックに拘らなければ、7万円あれば同等以上のテレビが買えるので、修理ではなく買い替えを決意しました。
同じ43型か、ひとつ上の50型で検討開始。
子供がテレビばかり見ているので、しばらくテレビなしの生活をするのもいい。
検討の結果、
東芝レグザの2020年モデル C350X シリーズにしようとほぼ決めていたのに、アマゾンでのセールを逃してしまって
(お盆前の僅かな期間 50型 56,300円、43型 50,000円 だったのに...注文前に売り切れ)
テレビなし生活延長へ。
お盆期間中は大きな動きはなし。
お盆明けの8/16、 TCLの50C636
このテレビがアマゾンで12000円オフクーポン適用で57,800円になったので、ついに注文しました。
Pというシリーズもありましたが、量子ドットLEDが特徴のCシリーズにしました。
2022年モデルなのでそろそろ在庫一掃時期なのかもしれません。
このTCLというメーカーは、完全に中国企業です。
国内メーカーも製造は海外、made in Chana だったりしますが、
TCLは開発・製造・品質管理に日本人が組織的に関与していないって意味で、純粋に中国メーカー製です。
(原発処理水海洋放出に対する中国の動きを見た後だったら考え直したかもしれませんが、幸いその前でした)
中国メーカーのテレビ、品質は大丈夫なの? って心配する人もいるかもしれません。
私も直前までTCLなんて全く知りませんでしたが、
個人的には、いつまでも中国を下に見ていたら
(というより いつまでも日本がすごいと思っていたら)
痛い目にあうと思っています。
経済規模ではとっくに追い抜かれています。
日本は自動車産業くらいでしか勝負できていません。
その自動車も、トヨタやホンダが急激に中国での販売台数を落としつつあると、NHKニュースで取り上げられていました。
次の表は、自動車のメーカー別世界販売台数です。(今年上半期)
3位の現代自動車・起亜は韓国ですが、10位のBYDは中国メーカーです。
しかも驚くべきことに、電動車がメインなんです。
今年の秋にはBYDの電気自動車が日本でも発売されます。
10年以上前、日中関係がもっとよかった頃から、
「人生の終わり頃には中国製の車に乗っているかもしれない」
と自分は思っているので、
テレビなんて全く問題ありません。
とりあえず、安いので。
一応は、+4年の延長保証(3,380円)も付けました。
使い始めて1週間ぐらいですが、
Google TV というのが新鮮。
どこまでがレガシーTVで、どこからがGoogle TVなのか、イマイチよく分かりません。
もしかしたら 普通のテレビ放送を見ているときも GoogleのOS上で動いている?
レグザは NHK+ 対応が魅力的でしたが、TCLでもGoogle TVの機能で NHK+ アプリをインストールすれば同じだったので、よかった。
気になる点としては、子供が任天堂スイッチのゲームをしたときに前のテレビより遅延があるということと、
普通のテレビ放送を見ているだけなのに著しく音の遅延が発生することがあること。(口の動きと声が一致しない、一旦なると何をしてもダメ)
後者は「システム再起動」で一応直ります。
が、今後のシステムアップデートで改善されることを願います。
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社会人になって以降に買ったテレビの振り返り。
(個人用メモ書き)
1号機 Panasonic TH-36D10 [36型 BSデジタルチューナー内蔵 ハイビジョン]
2000年12月。30万円くらい?
本放送が始まったばかりのBSデジタル放送が見たくて。
まだまだ世の中、ブラウン管だった。
重量80kgには難儀した。
ちなみにBSデジタル放送の録画やD-VHSビデオ再生のため、i-LinkというIEEE規格の端子があった。
最後まで故障してなかったけど、地デジチューナーもないし、HDMI入力もないので、お役御免。
2号機 Panasonic TH-42PX500 [42V型ハイビジョンプラズマテレビ]
2005年11月頃。30万円くらい?
地上デジタル放送をいち早く見たかったのもあって購入。
パナソニックが兵庫県尼崎市にプラズマパネルの生産工場を建設したとニュースになっていた。
当時は液晶とプラズマが競い合っていた。どちらかといえばプラズマ優勢。(その後の液晶の進化はすごい)
ハイビジョンを謳っているが、画素数はたった1024x768。
これ 4:3 だね。つまり各画素が正方形じゃないか、または横方向の隙間が大きいか。
HDMI入力は1つで今となっては不便。
しかし、いまでも現役。たまに見るだけの寝室用。
造りは頑丈。液晶テレビより壊れにくいのかも。
3号機 Panasonic TH-L42D2 [42V型ハイビジョン液晶テレビ]
2010年12月。¥177,900
初めての液晶。
2016年7月故障(音は出るが画面が映らない)。
特に思い出はない。
4号機 Panasonic TH-43DX750 [43V型 ハイビジョン液晶テレビ 4K対応]
壊れた3号機を修理に出したら、
「修理部品がないから修理時の相当金額で、現行機の新品に交換します」
ということで、2016年8月、
64,152円で取得。
時代は変わって、ネット対応テレビ。
Amazon prime ビデオ、Youtube、DAZN などに対応。
子供にとってはいいテレビだったと思う。
が、これも3号機同様、約6年経過でパネルが映らなくなった。
液晶テレビは6年が鬼門なのか?
ケーズデンキに持ち込んで処分。
1号機の処分は3千円台だったのに、今回は5170円もした。
値段改定もあるけど、ブラウン管のほうがリサイクル料金が安いという謎。
そうして今回のTCL購入に至る。
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こうして振り返ると、
1号機2号機は新しいものに飛びつき高い買い物をしてしまった。
今30万円するテレビは、もっともっと大型で、有機ELパネルで・・・、それはそれで満足感が味わえるのだろうけど。
ちなみに高価格帯のテレビはソニーを筆頭に国内メーカーの独壇場みたい。(家電量販店での印象)
中国メーカーがこの価格帯の性能をより低価格で攻略してくる日も近いと思われます。