なぜ?が分かって、目からウロコ!
憧れの一流店のお菓子を作る
ビックリなタイトルですが・・・
あなたのベーキングパウダーは元気ですか?
今日の話は
ベーキングパウダーの寿命について。
ベーキングパウダーの別名は「膨らし粉」。
水分と熱に反応して発泡し、生地を膨らませます。
ベーキングパウダーの包装を見てもらうと、ちゃんと賞味期限も書いてあります。
開封前であれば3年ほどの商品もあります。
(缶入りなど)
でも、実際には
開封してしまったら
半年~1年しかもちません。
保管状況が悪ければ、あっという間に使い物にならなくなります
どうしてこんな話をしたのか・・・
それは生徒さんから送られてきたカトルカールのお写真を見て、「ん?」と疑問に思ったからです。
生徒さんがレッスンで作られたのは、こちらのケーキ。
ふくらみ的には、私の見本とそれほど変わりません。
見本はこちら。
でも、家で復習されて送ってくださった写真はこちら。
あれれ?高さが足りない!!
生地の高さが足りないのは、生地が正しく作れていないことも原因となります。
そのことはこちらのブログに書きました。
バターケーキは、生地内の気泡で膨ららみます。
ベーキングパウダーがなくても大丈夫。
ただ、このケーキは、重たいオレンジを中にも上にも入れています。
そのためにベーキングパウダーを保険程度に(必要量の1/3)加えています。
生徒さんは習いたて。
生地の見極めは覚えているはず。
だから確認してみました。
「ベーキングパウダー古くない?」
帰ってきた答えは
「ちょっと湿気って固まっていたの」。
ベーキングパウダーは
『湿気っていた=ご臨終』
を意味します。
ベーキングパウダーは水分と熱で発泡するんです。
湿気っている=水分を既に吸っている
だから、容器の中で穏やかに反応済みなのです。
反応済みということは、使い物にならないということ。
お手元のベーキングパウダーの賞味期限確認してみてくださいね。
あと、封を開けたのはいつか、思い出してみてくださいね。
ケーキが膨らまない理由、
それは・・・
ご臨終したベーキングパウダーのせいかもしれませんよ。
※ただし、きちんと生地ができていることが前提ですよ