死んでいます!そのベーキングパウダー | もう失敗しない!憧れの一流店のお菓子をマスターする製菓教室  アトリエ・ミニョン 村雲久美子

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作りながらモヤモヤする「お菓子作りの疑問」を分かりやすい製菓理論で解決!憧れの一流店並みのスイーツを自分のモノにする”プロも通う”名古屋の製菓教室。
フランスで修業した元パティシエが教える、同じレシピでも極上スイーツになる秘密!

なぜ?が分かって、目からウロコ!
憧れの一流店のお菓子を作る

夢をかなえるお菓子教室

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村雲久美子 です


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ビックリなタイトルですが・・・
あなたのベーキングパウダーは元気ですか?

今日の話は

ベーキングパウダーの寿命について。


ベーキングパウダーの別名は「膨らし粉」。
水分と熱に反応して発泡し、生地を膨らませます。


ベーキングパウダーの包装を見てもらうと、ちゃんと賞味期限も書いてあります。
開封前であれば3年ほどの商品もあります。

(缶入りなど)
 

でも、実際には
開封してしまったら

半年~1年しかもちません。

保管状況が悪ければ、あっという間に使い物にならなくなりますガーン


どうしてこんな話をしたのか・・・

それは生徒さんから送られてきたカトルカールのお写真を見て、「ん?」と疑問に思ったからです。

 

生徒さんがレッスンで作られたのは、こちらのケーキ。

カトルカール パウンドケーキ レッスン お菓子教室 製菓理論

ふくらみ的には、私の見本とそれほど変わりません。

 

見本はこちら。

ベーキングパウダー 乳化 バターケーキ オレンジケーキ

 

でも、家で復習されて送ってくださった写真はこちら。

ふくらみの悪いケーキ パウンドケーキ膨らまない

 

あれれ?高さが足りない!!

生地の高さが足りないのは、生地が正しく作れていないことも原因となります。

 

そのことはこちらのブログに書きました。

正しく作っても失敗します。生地の状態を見逃すな!

 

バターケーキは、生地内の気泡で膨ららみます。
ベーキングパウダーがなくても大丈夫。

 

ただ、このケーキは、重たいオレンジを中にも上にも入れています。

そのためにベーキングパウダーを保険程度に(必要量の1/3)加えています。


生徒さんは習いたて。
生地の見極めは覚えているはず。

だから確認してみました。

「ベーキングパウダー古くない?」
 

帰ってきた答えは

「ちょっと湿気って固まっていたの」。

 

 

 

ベーキングパウダーは

『湿気っていた=ご臨終』

を意味します。

 

ベーキングパウダーは水分と熱で発泡するんです。

 

湿気っている=水分を既に吸っている

 

だから、容器の中で穏やかに反応済みなのです。


反応済みということは、使い物にならないということ。

 

 

お手元のベーキングパウダーの賞味期限確認してみてくださいね。
あと、封を開けたのはいつか、思い出してみてくださいね。
 

ケーキが膨らまない理由、

それは・・・

ご臨終したベーキングパウダーのせいかもしれませんよ。

※ただし、きちんと生地ができていることが前提ですよウインク