一昨日、父から電話がありました。
「誕生日、今日だったよな。」と父。
「そうだよ」と俺。
「おめでとう」と父。
「ありがとう」と俺。
「いくつになった?」と父。
「52だよ」と俺。
以前、簡単な自分用の年表をエクセルで作りました。
ブログを書くときに、自分が何歳の時に何があったかなどが分かるように整理するためです。
その年表に、息子の年齢と両親の年齢も付けてみたのです。
それで、初めて気付いたのですが、父が今の俺の年の時、俺は19歳で高校を卒業して浪人をしていました。
その年、父は体調を崩し、それまで長年していた食品の卸業を廃業しました。
そして、父は俺に「お前を4年間大学に通わせる自信がない」と言い、俺は、何がしたいと言えことではなかったし、大学で何かを学びたいと言うこともなかったので、大学受験を諦め違う道を探し始めた年でした。
今の俺の年齢である52歳だった時の父が、19歳の俺に向かって告げた言葉と、それを受け止めた俺。
そして、今52歳の俺が、中学生になった息子と向かい合う時、何を伝えられるのか。
父から息子へ、そして、またその息子へ。
世代は、受け継がれる。
そんな事を考えてしまいました。
その父が、さらに数日前に、公衆電話から電話をして来ました。
「家で姉に電話したらお母さん(俺の母親)の機嫌が悪くなった」というのです。
これは【父親になって初めて知る「子どもを思う気持」】 【父親になって初めて知る「子どもを思う気持」後日談】 に書いたことの、そのまた後日談ということですが、電話をかけていいと言っていた母が、父がいざかけたら機嫌が悪くなったというのです。
さすがに俺も予想はしていませんでしたが、母の性格を考えるとあり得ることだと思いました。
もしくは、父が母の気に障るようなことを言ったのかもしれません。
それで、今度俺が実家に行った時に、母の前で姉の話題を言わないようにと伝えるために、わざわざ公衆電話から電話してきたのです。
母は、俺が子供の頃と変わっていません。
何かというと機嫌が悪くなり、家の中が気まずくなります。
そんな雰囲気の中で、二人きりでいるのは、ものすごく居ずらいだろうと思います。
子どもの頃のように「お母さん。肩もんであげるね」なんて効果あるかなぁ。
今年の母の米寿の誕生日や母の日のお寿司のプレゼントができなかったので、久しぶりに「肩もみ」くらいしてあげようかと思っていたのですが、いきなり言いだすのもなんか照れくさくて、なかなかきっかけがつかめないでいたのです。
母の機嫌直す伝家の宝刀「肩もみ」。
やってみようかな。
なんか、今日の気分は「私」では書けなかったので、「俺」で書きました。
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