先日【父親になって初めて知る「子どもを思う気持」】 に、父が姉と電話で話せるように姉が父からの電話に出られる時間帯を確認したのですが、それを伝えるためにあの日の午後実家に行ってきました。



目的はそれだけではなく、電話の子機の受信音量が小さいと言うのです。



以前から父がそれを言っていたのですが、元々父は耳が遠く補聴器を付けても会話が難しい時さえあり、そのせいだと思っていたのですが、今回電話をかけてきたのは母で、その母も同じことを訴えていたのでした。



たぶん音量の設定を大きくすることができるのではないかと思い、それを調整すると言う目的もありました。



実家に着くなり父は、「扇風機の首を高くするにはどうするんだ」「風量を変えるのはどうすればいいんだ」と、聞いてきました。



父も母も、かなりの機械音痴だし、年齢も年齢だから仕方ないのですが、昔から「試す」と言うことをしないのです。



「下手にいじって壊したら」と言う不安があるのも分かるのですが、「新しい機械を買っても、取扱説明書を読まないでとりあえず試しながら使う」ことに慣れている者にとっては、じれったくなります。



扇風機の首を高くするには、たいていロックを解除するボタンがあり、それを押すと伸びるようになっているのは俺にとっては常識です。



また、風量を調整するのも、最近の電化製品は、昔のように「ON/OFF」とか「POWER」などの英語表記ではなくなり、ほとんどボタンに日本語で書かれているので、それで分かるはずです。



実家の扇風機にも「風量」のボタンがあり、それを押すと変わりました。



できる人にとって当たり前のことでも、苦手な人、できない人にとっては、それは当たり前のことではないのですが、それは、機械音痴のようなことだけではなく、性格や能力のことでも同じです。



「考え過ぎる」傾向のある人に、「あまり考え込まない」人が、「考え過ぎだよ」と言われることがあります。



また、運動能力抜群のコーチが、選手に「何でこんなことも出来ないんだ」と言ったりするのも、できる人にとってはできない人の感覚は理解できないものなのです。



耳が遠く大きな声で言わないと伝わらない父に対しては、声を大きくすると怒鳴る感じになってしまうし、それ以前に「できない人」に対する苛立ちみたいな感情まで重なってしまいます。



そんな態度は、「ダメだなぁ」と分かっているのですが、ついつい父に対してはそんな態度で接してしまいます。



それだけ父と息子の遠慮のない関係なのかもしれませんが、これは夫婦の間でも、分かっていながらついきつい口調で言ってしまうと言うことがあるのでしょうね。



電話の子機は、やはり音量を調整する機能がありました。



ただ、電話機のような複雑な機能が付いている機械は、さすがに取扱説明書を読まなければどこをどう押したらいいのか分からないので、両親のような機械音痴の人にとっては、ほぼ無理な作業です。



しかも、機能が複雑化すればするほど、取扱説明書は分厚くなり、慣れている人が読んでもすぐに理解できなかったりします。



それらの機械の調整を終え、一番の目的であった姉が電話を受けられる時間帯の話をしました。



やはり父は、以前のことはすっかり忘れていたようでしたが、母の手前そのことには一切触れず、今回初めて知らせているように振舞いました。



その話をしている最中の母の様子は、微妙な感じでした。

まだ、わだかまりが完全に払拭されたわけではないのでしょう。



その後電話で話せたのかは聞いていませんが、これで父は、母の前で姉に電話ができるようになったわけで、以前のように買い物に出かける振りをして姉に電話をするようなことはしないで済むわけですから、良かったです。



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