こちらのお店、昭和29年の創業だそうで、もう随分と古くからあるお店です。
私は南3条にある2号店には時々行っていましたが、こちらの本店は初めて。
(2号店は今はジンギスカンの店となっています。経営は同じのようですが)
店名のウタリはアイヌ語で同胞とか仲間とか言う意味で、昔はアイヌと言う
言葉が蔑視的に使われた時期があり、そのためつい10年ほど前までは
アイヌ民族団体を「ウタリ協会」としていた時期がありました。
政府要人?が過日我が国は2千年の長きに渡り単一民族単一国家…何て
話をしたそうで、北海道を愛し沖縄大好きな私としては、怒りを通り越し呆れ
情けなくて涙が出そうになるのですが……さて、気を取り直して…
お通しはニシン漬け、北海道の冬の味覚ですね。
酒はこのグループのオリジナルラベル「神威岬」で、作っているのは千歳鶴の
日本清酒みたいです。
昔ながらの炭火での炉端焼き、炉端の仕事はシシャモの頭が焦げ過ぎない
ようアルミ箔でマクラを当てたり、ホッケから滴った脂で炎が上がるとスプレー
で水をかけ温度を下げたり…
上から吊るされたホッケ、5玉の算盤、ガラスの浮き球…懐かしい風景です。
私がススキノデビューした当時の風景ですが、今はそんな店少なくなりました。
さて、ホッケが焼き上がってきました。
普通は丸ごと出てきますが、仲間4人で行ったのでカットしてもらいました。
やっぱり炭火で焼いた魚は美味しいですね、満足満足。
ほかには玉葱のホイル包み焼、私はアウトドアでは皮付きのままホイルに包み
火に放り込みますが、初めからカットしたのも良いですね。
これをポン酢でいただきましたが、とても甘く美味しかったので札幌黄かな?
お造りはソイ、ホッキ、ウニにホタテで、隣接するグループ店からのもの。
シシャモはメス4匹で1000円、キャペリンではなく本シシャモなので相場かな
イカはゴロを抜いた普通の生イカ、でもさすがは焼き方、さすがは炭火。
ちょっとお高めではありましたが、この味と雰囲気なら満足ですね。
南5条西5丁目-1
【追記】 関連ブログ 炉ばた焼きをいただきながら