長浜ラーメンからさほど時間が経っていないのですが、あちらは遅い
ランチ、こちらは早めのディナーという理屈をつけ、柳川発祥のうなぎ
せいろ蒸しのお店へ。
ネット検索で「柳川」にヒットした店があり、中洲の柳川屋本店へ行った
ところが、開店は18時からとの事でして、これは当方の確認ミスです。
支店はやっていますよとの事で、住所の説明を伺っていると、ちょうど
居合わせた野菜納入の業者の方に、「帰り道だからご一緒しましょう」
と声をかけていただき、ご厚意に甘える事に。
業者の方はお歳81才だそうですが、とてもお元気そう。
自転車で納品されたいましたから、町の八百屋さんなのでしょうね。
古くからお店と付合いのある方の様で、歩きながら色々と貴重な話を
伺うことが出来、店に着いた時にもわざわざ板場の方にも一声かけて
下さいました。本当に感謝です。
旅の中で、こうした出会いがあるとその街の印象がぐっと深まります。
そして、とても好きになります。大変ありがとうございました。
私もこうありたい、そしてこの方の様に80過ぎても元気でありたいと。
さて柳川屋博多駅前店、結構大きな店です。
せいろ蒸しは竹、松、特、特上とあり、ウナギの質は一緒で数が3枚
5枚、7枚、9枚と変わるだけなのだそうで、遅いランチ?からそう時間
も経っていないので、松のご飯少なめでお願いしました。
つなぎに頼んだのが佐賀の酒で「うなぎに合う酒」という銘柄。
冷酒で出てきましたが、普通に冷(常温)でやっても良いくらいの香りに
コクもあり、これで一杯590円は期待した以上でした。
鰻は関東の様に蒸をかけずに地焼きし、たれをまぶしたご飯の上に
載せて蒸すのですが、鰻は地焼きでしょう!派の私ですが、この「蒸し」
は大好きです、とっても。やっぱり蕩けるな~
10年前に食べた柳川の元吉屋より、ご飯がやや甘めの感じがしますが
どちらの店も美味しい。大満足。★★★
せいろ蒸しの唯一の泣き所?は、簀の子に残ったご飯が取り切れなくて
悔しい事。
お米の一粒でも残すのはお百姓さんに悪い!世代のボヤキですが。