沖縄でそば(すば)と言えば、沖縄そば、宮古そば、八重山そばに先日
食べた大東そばと、そば粉を使わない小麦粉の蕎麦を指します。
でも日本蕎麦の店もあるみたいで、沖縄では和そばというようですが。
わざわざ沖縄に来て日本蕎麦という選択肢は無いな、そもそも蕎麦は
そんなに食べたいと言うほどの事では無いし…などと思っていたら
県庁前駅付近のランチ検索でヒットしたのが「月桃そば」
こういう個性的ご当地そばには興味惹かれます。
ちょうど月桃の咲く時期と言う事もあり、昼呑みのシメ(?)はこちらで蕎麦を。
月桃蕎麦は720円、手打ちだと200円UP
伺うと「月桃の香りは機械打ちの方がより強めで」との事。
良いな~正直なスタッフさんで。ならとここは機械打ちで。
漢方の原料ともなる月桃ですが、ムーチー(蒸餅)を包んだりした物を
食べても、特にクセのあるものではありません。
蕎麦も特に「漢方臭く」もなく、普通にスルスル入っていきました。
店主さんは、まだ占領下だった1967年に調理師として沖縄にいらして
沖縄が好きになり、骨をうずめる地として店を持ったとか。
そこで何か沖縄の物を生かしてと考え、この蕎麦を思い立ったそうです。
粉は熊本の球磨郡や宮古の物なども使うようですが、産地のトップに
書いてあるのが音威子府とありました。
昆布の他にも、ここでも北海道とのつながりが…と、嬉しくなりました。
那覇市久茂地3-8-1