敷島ビル地下というと、寿司や担々麺の店があってたまに寄るのですが
こちらの定食屋さんは初めて入ります。
入口のメニューでメンチカツにしようかと入ったところ、入口には無かった
昔風メンチの品書き。
そうだ、トシだから脂分は控えた方がいいよね、と急遽こちらに変更。
オーダーを聞いている限り一番人気、次がカツとじ定食でして、評判良い
様で安心して待っていると十分足らずで運ばれてきました。
キャベツがどっさりにカイワレは、サラリーマンよ野菜をとらなくてはの愛の
メッセージでしょうか?それに目玉焼きが添えられています。
何より嬉しいのは余計なドレッシングがかかっていなくて、自分の好みの
量だけマヨネーズでどうぞと言う所ですね。
私はドレッシングは好き嫌いが激しいので、お仕着せは辛い時もあって…
肉の量は十分だし、ザックリ切ったタマネギも甘みが出ていて美味しい。
焼き面が適度に固く香ばしく、焦げ臭さは無いという絶妙の火加減。
タレは五平餅のタレから甘さを控えた様な…と言うと妙な例えですが
洋食系では無いとろみを持った和風のタレで、これがまたよく合って…
などと、カウンターに向かい、一人ブチブチ思いながら食べていると
孤独のグルメごっこみたいですが…
そう言えば作画を担当された谷口ジローさん、昨年亡くなられました。
坊っちゃんの時代を初めて読んだ時、あの絵には驚いたものですが。
お店は全員女性で、私のお袋と歳が近いのでは?と思わせる女将が
調理をしながら全体を仕切っていて、自分の仕事の合間に「カツとじ
火を止めて」などと指示を出しています。
こうして目配りしながら仕事していると、ボケとは縁がなさそうですね。
元気でご活躍を…って、また、たまには寄らせてもらいますが。
北2条西3丁目 敷島ビル地下