北大関係者の方を対象としたお店が多い地区で、そんな場所から少し外れ
マンションの一階にひっそり、けれど清々しい居ずまいに惹かれて初入店。
12時から営業とありますが、暖簾は出ていません。
入ってみると先客が1組いらっしゃったので、当方も中へ。
特に声もかからなかったのですが、良いですか?とこちらから声を掛けて
カウンターへ。
無口なご主人にちょっと緊張しますが、職人さんは口を動かすより手を動かす
のが仕事ですから、それは良しとして手元を拝見。さすがきれいな手際です。
年配のご主人一人でやっていて、お茶から握りから勘定まで。
もしかしたら先のお客さんに突っかけられ、暖簾を出す暇がなかったのかも。
握りが7貫で細巻きが一本分。
マグロにはあまり執着ないわたしですが、ここのマグロ美味しいです。
タコの火の通り方も絶妙ですね、ご主人キャリア長いのでしょうね。
握りはやや小ぶり、でも一口には大きすぎる握りも困るからちょうど良いかな?
ご飯は粒立ちよく…と言うか、私の好みからは心持ち硬いかな?とも思いますが
ネタを邪魔せずすっと入ってくるから、これはこれで良いバランスだと思います。
そう、最後の細巻きは椎茸でしたが、身の厚さ、煮付けた甘辛の加減、良かった。
「にぎりランチ」ではなく「ひる握り」ですから、吸物も茶碗蒸しも付きませんが
ネタのクォリティは税込1000円としては十分満足でした。
ひっそりと穴場のお店に出会ったようで、ちょっと得した気分になりました。
なお、12時半頃に3名で見えた奥様方、すみませんが…と断られていました。
多分ですが、昼時はカウンター7名分程度しか用意が無いのかも知れませんね。
時間を確認しておいて、開店時間に行った甲斐がありました。☆
北11条西3丁目