新川の住宅街を歩いていると、おおっまだこんな建物が。
50年位前までの牧場や水田農家の納屋の名残かな?懐かしい佇まい。
これが札幌軟石だったらもっと風情あるのに…何て見ると、正面に
品田製菓の書かれた年代物の看板。
ちょっと入口を覗くと、中では年配の奥様二人(姉妹かも?)煎餅を
焼いています。おお!現役のお菓子屋さんでした。
あまり明るくない作業場の手前には、シールも値段もない袋詰めの煎餅。
「工場直販」感が満載です。
一袋どれも350円ですと言う事で、かぼちゃのタネと丸い煎餅を買い求め
ようとすると、「うちはね、ピーナッツが人気なの。これ買ってって丸い煎餅
よりこっちの方が美味しいから」と、強引にエクスチェンジ。
北海道弁で言うと「ばくられた」訳ですが、ではそのお薦めの品で。
私は、煎餅はゴマと軽い塩味だけの南部せんべいが好きで、甘い煎餅は
普段は食べないので、この煎餅が絶品なのか、普通に美味しいのかの
判断が付かないのですが、私の口には馴染みます。
と言うか、もうここで50年もやっているのよとおっしゃる元気な奥様二人
そしてノスタルジックな建物と、この味とがセットになって初めて食べるのに
懐かしい味、結構気に入っています。☆
北区新川1条5丁目 (同じ並びに郵便局がありました)