私は、うなぎは蒸しをかけた物より地焼の方が好みです、とはいつも言って
いるのですが、せいろ蒸しとなれば話は別。
出張で九州支店に言った時、女性社員が「蕩けますよぉ~」と言っていたのが
気になって、その後、水郷柳川を旅行した時に「元祖本吉屋」で初めて食べて
なるほど!と感動しました。
でも、そうそう九州までいけないし…と思っていた所、札幌にもありました。
札幌の老舗かど屋は、丼や重は蒸した関東風ですが、地焼の名古屋風の
ひつまぶしもやっていて、1~2月のみ限定でせいろ蒸しもやっていました。
時間は30分ほどお待ちいただきますが…との事ですが、ウナギを待つのは
何ら差し支えありません、ワクワクしながら待っていますよ~
いきなり脇役から褒めますが、浅漬美味しい。
肝吸いはまあ普通ですが、薄塩にしてあって鰻を殺さない味付けはさすが
老舗と言う感じがあります。
タレは万遍なくご飯にまぶされ、鰻を載せて蒸してあるので、鰻の脂と旨味が
ご飯に移り、ほっかほかの熱が閉じ込められているので、ご飯はかなり熱い
です。
ハフッ、ハフッと言う感じでいただきます。熱旨いです、これ。
蒸しをかける熱で、余分な水分がご飯に移るのでしょうかね?
以前いただいたこちらのうな重よりプリッとした食感が増している気がします。
札幌にいて柳川の味、ありがたい事です。
このせいろ蒸しは★★です。
期間限定と言う事は、一番脂の乗っている旬のこの時期だからと言う事
なのでしょうけれど、出来れば秋から春先位まではやって欲しいですね?
たぶん、手間と時間がかかり回転が悪くなってお客様をお待たせするのが
気の毒と言う配慮なのでしょうが。
平日のこの日も正午過ぎには数組のお客様が待たれていたので、その辺り
もわかるので、13時以降…何ていうのはどうでしょうか?
などと、勝手な事を言っていますが…
南4条西2丁目
【関連ブログ】 2008/09/28 水のほとりで ←柳川の元祖元吉屋関連の話です