ご主人が一人でやっている様子のカウンターだけのお店。
バス路線とは言いながら、静かな住宅街にあります。
仕事の切りで開店の11時半、ちょうど暖簾を出している所に到着。
すでに開店を待っていた私と同年代?の奥様が先客。
次々と、車で来た学生さん?(駐車場は無いそうです)、中年の奥様
事務服を着た熟年OL、現場系の男性二人と、あっという間に満席。
その後も5名程順番待ち。地域の人に愛されているのですね。
三味どれも800円は、場所と内装からは少し高いのでは?と思った
けれど、(店の前は草が伸びシャッター降りていると潰れた店かと)
これなら少しは期待してもいいかな?
どれにしようかと迷って、ご主人に「どれが人気ですか?」と伺うと
少しだけ味噌の方が多く出るけれど、自信があるのは醤油との事。
私も初めての店は、大概醤油を頼むので、その話に乗りましょう。
麺は振りザルを使い一度に5玉、ちょっとかかる時間も長めで、途中
少々不安になりますが、見ると要所で丁寧な仕事をしていました。
ラードの火入れは都度必要数だけ行い、ジュッと音を立て注がれます。
丼も充分温めてあり、チャーシューも必要最低限だけ切り分けてあり
最後に柚子の皮も一片ずつカットして載せ、完成。
スープは鶏と豚でしょうか?濃からず薄からずバランス良くコクもあり
上で先程の火入れしたラードが、熱々の蓋の役目をしています。
伝統的な札幌醤油の作り方でありながら、スープを濁らせてある
あたりがこの店独自の工夫で、店主の自信なのでしょう。
麺はさがみ屋。チャーシューは2枚で柔らかくほぐれていきます。
醤油の香りが結構高めで、肉!と言う感じは薄めですが、私はラーメン
には、これくらいが好きです。
見ていると味噌はモヤシが載りますが、剛火で煽ってと言うタイプでは
無いので、さてどんなのか興味はありますが(人気もあるようですし)
私は、次回は塩を頼んでみようかな?
ガツンとインパクトのある味では無いし、魚粉等をまぶしたクドイ味でも
なく、一見平凡に見えるけど凡庸では無い…といった所でしょうか?
時間が経っても記憶が薄れない味は、今まで何軒か行った新琴似の
ラーメン店の中では、個人的には一番ですね★
新琴似7条14丁目