地下鉄発寒南駅を降りて、西税務署に向かいながらランチの店を探し…
と、ありますね、歩道右にラーメンの店が2軒見えます。
写真左奥の看板は、菊水が本店の「綱取物語」の3店舗目でしょうか?
後ろ髪引かれながら、昔懐かしい味の方にしようかと、手前の店「爐」へ
このお店はずいぶん久し振り。たぶん前に来たのは10年以上前かな?
味噌、塩、醤油、各700円。
魚介等を加えた名物「スペシャルラーメン」は1000円。
以前、ここの店では醤油ばかり食べていたので、今回も醤油で。
御覧のように黒いスープで、焦がしたラードが表面を覆っていますが
旭川の蜂屋ほど強い個性はなく、食べやすいです。
この焦がしたラードの下は、オーソドックスな醤油のスープ。
麺は西山、スープはやや塩辛いかな?まあ昔風。
チャーシューはそんなに味が濃くないので、スープに浸しておいてから
食べる方が良いかも知れません。好みですが。
ちょっと外した時間で、客は私一人だったので、無遠慮に
「札幌駅近くのお店と兄弟店なのですか?」とか
「昔ススキノスケートセンターの南側に「爐」という店がありましたが…」
と、お聞きしてしまいました。
ススキノの頃は、ご親戚と共同でやられていたそうで、昼の部と夜の部で
分担してやっていたのが、ご親戚の方が体を壊してやめられたのを機に
札幌駅近くのセンタービルに移り、営業されていたのだとか。
その後昨年4月に、ご自宅に近い今の場所に移ってこられたそうで。
ススキノスケートセンターは無くなり、その跡に今の東急インが建って
いますが、その昔は西本願寺があったのだとか。
ご主人の昔話をうかがいながらの、昭和の味。
同年代はこの味、共感してもらえるのではないかな?と。★