仕事で定山渓。ここで昼食と言うと以前紹介したお蕎麦か、某ホテルのランチ
バイキングしか無い?と。後者は昼食には高いし、だいいち一人では寂しいし。
と思っていたら、温泉街にあるラーメン屋さんが、40年以上の歴史があるとか。
店は知っていましたが、食堂風のファサード、西山製麺の幟。そして立地から
温泉客や酔っ払い相手のラーメン?と思い込み、入った事が無かったのです。
メニューは味噌・塩・醤油とも700円で、辛みそ(750円)も人気があるようです。
その中で頼んだのは味噌ラーメン。
味噌の風味が七難隠す…とは言いませんが、一番無難なチョイスですから。
味噌は一杯分ずつ小鍋に入れ、火にかけ練ってから、スープを加えています。
小さじ一杯の化学調味料?と、火にかけてあるヤカンからラードを注ぎ、麺を
入れて完成。
札幌の味噌味にしては珍しく、モヤシの入らないラーメンです。
店によって、青臭く水っぽさの残るモヤシを載せたりする場合があって、あれは
苦手な私も、これなら心配いりません。
特に癖のない白味噌は、意地悪な見方をすれば「味噌汁の具に麺を入れた」と
言えなくも無いですが、火入れをしたラードの香ばしさも感じられるのはさすが。
これはやっぱり自宅で出来ないプロの味で、美味しくいただきました。
欲を言えば、700円の価格はちょっと高めかな?という気がしなくも無いですが
限られた客の短い昼食時間と、夜だけの勝負なら仕方ないですね。