スィーツだったり、豚丼、屋台、焼肉だったりの印象はあっても。
大分昔、営業で帯広を担当していた時期があり、その頃印象に残って
いるのは、大正軒(初代のおばちゃんの頃)と、大光、位かな?
札幌、旭川、函館、釧路といった土地のラーメンと又違った、結構脂の
こってりしたという印象は、その両店から来ているのかも知れません。
以前、ラーメン共和国に出店したみすずも、そんな印象でしたが。
さて、ぶんぶん亭、店内に入るとすこし強めの豚骨の香り。
昔のラーメン屋の臭い(匂いではなく)、私は嫌いではないですが。
メニューは醤油と塩(と、トッピングによるバリエーション)と、大盛りのみ。
醤油ラーメン700円なり、一口すすると、初めて食べたのに懐かしい味。
麺は、札幌のスタンダードに比べると、やや白っぽく、口当たりも優しい
感じ(梘水少なめ?)の麺は、帯広の西田の麺なのでしょうか?
チャーシューはバラ肉ですが、ルールにしていないので、嫌なくもの臭さは
無く、これも昔ながらのラーメンという感じで好きです。
ネギは「多め」で注文が出来、店内の臭いから「多め」で頼んで正解。
食べ進んだ所で今度は、胡椒をパパパッと4~5回ふっていただきます。
ラーメンに胡椒を振るのは久しぶりですが、この手のラーメンには胡椒と
青ネギがとても合います。
臭い消しにという消極的意味ではなく、互いに引き立てあう関係という感じ。
食べ終わった後、口の周りがラード分で潤った感じがするのも、前出の
帯広ラーメンの店と印象が重なります。
味噌などのバリエーションを広げず、これ一本でやってきたという感じの
潔さを感じる店ですね。
今風の店とは違いますが、昭和の味で、オヤジには心地良いです。☆