娘が帰省するとほぼ毎回「ジンギスカン食べたい」とリクエストが出ます。
道産子のソウルフードですからね。気持ちわかります。
ジンギスカンは、サッポロビール園などのロールに成型した冷凍ものや
滝川、長沼、厚真など、タレに漬けたものがあり、どれも美味しいですが、
うちの家族は、生の肉を焼くタイプが好きです。
札幌市内で一番人気の店といえば、すすきのの老舗「D」でしょうか?
紛らわしいのですが、「さっぽろジンギスカン」という店名のお店です。
ここの店も古い方ですが、Dにインスパイアされ店を始めたとか。
うちの家族は、ここの店の味が好きです。
七輪の火は練炭。鍋は鋳鉄で、スリットの入った正統派ジンギスカン鍋。
最初に玉葱と脂を載せてくれます。(脂は動かさない…お約束です!)
最初の肉は、脂の少ないヒレの部分が出てきます。
追加の皿は、少し脂のある部分が出てきますが、どちらも美味しいです。
写真(焼けた焼けた熱々をタレにつけ、いただきます。
(私は途中から、ニンニクと一味唐辛子を足すのが好きです)
タレは干しエビ、干しホタテなど魚介系に野菜、スパイスなど20種類近い
材料が入っているそうです。
市販のタレのような気持ち悪い甘ったるさが無く、好きです。ここのタレ。
10年位前ですか、この生肉タイプのジンギスカンの人気がメジャーになり
新橋や心斎橋にもこの店のレシピを使ったお店が出来ました。
東京にいた頃、新橋の店に行ったら、2時間近く待たされた記憶が…
そのブーム以降、質のいいラムは価格が高騰し、それ以来お肉の値段は
結構上がりましたが、この美味しさなら充分リーズナブルかと。
シメは、肉をつけたタレにジャスミンティーを注ぎ、スープでいただきます。
口の中の脂分が落ち、しみじみと美味しさが広がり、とっても満足。
店は出来た当時から、外見も内装もそのまま。確かマスターともう一人位で
やっていたと思いますが、そのうち3人の娘さん(?)が加わり、マスターと
心地いい空間を作っています。
最後に、うちのニャンコのオミヤに切り落とし部分を頂いて帰ります。
(タダです)
家族4人とニャンコ一匹が大満足。ご馳走様でした。