「不透明なソフト開発の価格、解決への第一歩は“相場”を示すこと」だろうか。 | ロマンチックなSEがIT業界を変える。

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本日のITProの記事を見て、びっくりしました。
昨日(1/5)に私が書いた内容と、「不透明なソフト開発の価格、解決への第一歩は“相場”を示すこと」の内容が似ていたからです。

私は、お客様がシステム開発の金額に納得していただけないのは、やはり、例えば企業規模1万人の基幹系システム開発にどれくらいの投資が必要なのか、といった指標(=相場観)がないから、ではないかと考えているのですが、この記事でも同じ主旨のことを言っています。

例えば、缶コーヒーやコーラは120円くらいですし、それが辺鄙なところにある自動販売機やホテルの中では150円になっても、怒る人は少ない。

けれども、基幹系システムが50億円したら、高すぎる!というユーザも多いし、検索条件を変える仕様変更や画面のラベルを変える仕様変更が100万円です、と言うと激怒するユーザもいる。

もちろんそのシステムごとに特性があって、大規模システムなのかそれとも、簡易なWebシステムなのかによっても仕様変更にかかる工数は変わってきます。
仮に何十億もする基幹系システムであれば、開発途中の仕様変更に通常よりも工数がかかるのは自明な訳ですが、そういう感覚をうまくお客様と共有できないから、いつまでも値下げ要求が終わりません。

とすると、やっぱり(例ですが)、
 ・Web系システムで、BtoCのコミュニティ系システムなら1億くらい
 ・SAP等のPKGを使った人事や会計システムなら5億くらい
 ・スクラッチ開発の基幹系なら10~100億くらい
みたいな相場観は必要ではないかと考えています。

一方で、全然違う考え方もあります。
結局、お客様から見れば、そのシステムがお客様に提供する「価値」で計るという考え方もあります。まあ、それが「IT投資効果」になるわけですよね。

「経理処理をBPRするのに、なんで5億も投資しないといけないの?」
とかって話になります。だいたい、「システム」は「水と同じでタダ」と認識されているフシもあったりします。

だから、このシステムを入れることによって、
 ・削減される社員はX名
 ・増加する受注額はY円
等といった定量的な指標とIT投資額を比べると、やっぱりシステムは高い、という評価になってしまうのかもしれませんね。

この2つの考え方のトレードオフできたポイントが、お客様の納得感を得られる金額なのかもしれません。