「価値」ということば。 | ロマンチックなSEがIT業界を変える。

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あるきっかけで、新しい言葉が流行って、そしてまた新しい言葉が出てきたら、古い言葉は忘れられる、そうやって流転していくのが言葉、な気がします。

「価値」とか「意味」という言葉は、モノに対して使う分にはまあ問題ないのですが、ヒトに対して使った瞬間に、イヤな言葉になります。ましてや、「存在価値」となると、いるかいらないか、というイチゼロの世界、二元論になります。

事業仕分けについても、廃止になったのは「事業」ですが、その事業にホンキで携わっていた人にとっては、自分の人格や人生も廃止にされた気がするかも知れません。裏返すと、それくらい真剣な事業だったか、それとも、まあ、国の予算がつくから、もしくはポストがあるから、という理由で携わっていたなら、廃止になって当然、ということになりますよね。

村上春樹の「1Q84」におもしろいセリフが出てきます。

「世間のたいがいの人々は、実証可能な真実など求めてはいない。真実というのはおおかたの場合、あなたが言ったように、強い痛みを伴うものだ。そしてほとんどの人間は痛みを伴った真実なんぞ求めてはいない。人々が必要としているのは、自分の存在を少しでも意味深く感じさせてくれるような、美しく心地良いお話なんだ。だからこそ宗教が成立する。」

「多くの人々は、自分たちが非力で矮小な存在であるというイメージを否定し、排除することによってかろうじて正気を保っている。」

あー、なるほどな、と思います。そういうことを意識しながらプロジェクトマネジメントをすると、新しい道が開けるのかもしれません。

また、書きます。