ニュース上の出来事を自分のプロジェクトに当てはめてみる。 | ロマンチックなSEがIT業界を変える。

ロマンチックなSEがIT業界を変える。

アッツワークス株式会社 代表取締役 犬旅コンサルタントのブログです。
IT業界に入って25年。
システムエンジニア(SE)としての日々の活動記録。
キーワード は「右肩上がり」。
読者登録、大歓迎です。

IT業界で働くシステムエンジニアの皆様

また、不二家の一件で「企業の不祥事」が明らかになりました。この後、徐々にその原因が明らかになるはずですが、ポイントとしては、
 ・組織ぐるみで消費期限を守っていなかった。
 ・長年、続いていたが、誰も正そうとしていなかった。
 ・しかもそれを隠蔽しようとする組織体質だった。
といったところでしょうか。

以前は、こういう種類のニュースを聞いたときには、どこか遠いところの話で他人事として認識していました。が、最近、実はそうでもないのかもしれないな、と思いはじめました。

システム構築においても、同じような事象が発生しているのではないか。

システムは、特に「品質」について証明する方法が確立されていません。(まあ、食品でも建築物でも同じかもしれません、ね。)

とすると、とりあえず納期に間に合わせてサービスを開始する、でも、運用開始後にシステム停止が頻発する、そんなことがよくあるのではないでしょうか。

試験をこれだけやって、これくらいバグが出たから問題ない、とか。

いや~、「あやふやな世界」ですね。

  ・危険な世界
  ・複雑な世界
  ・曖昧な世界 等
いろいろな形容ができそうです。

これって、いかにソフトウェア工学が進化しようとも、永遠の課題かもしれません。