IT業界で働くシステムエンジニアの皆様
また、不二家の一件で「企業の不祥事」が明らかになりました。この後、徐々にその原因が明らかになるはずですが、ポイントとしては、
・組織ぐるみで消費期限を守っていなかった。
・長年、続いていたが、誰も正そうとしていなかった。
・しかもそれを隠蔽しようとする組織体質だった。
といったところでしょうか。
以前は、こういう種類のニュースを聞いたときには、どこか遠いところの話で他人事として認識していました。が、最近、実はそうでもないのかもしれないな、と思いはじめました。
システム構築においても、同じような事象が発生しているのではないか。
システムは、特に「品質」について証明する方法が確立されていません。(まあ、食品でも建築物でも同じかもしれません、ね。)
とすると、とりあえず納期に間に合わせてサービスを開始する、でも、運用開始後にシステム停止が頻発する、そんなことがよくあるのではないでしょうか。
試験をこれだけやって、これくらいバグが出たから問題ない、とか。
いや~、「あやふやな世界」ですね。
・危険な世界
・複雑な世界
・曖昧な世界 等
いろいろな形容ができそうです。
これって、いかにソフトウェア工学が進化しようとも、永遠の課題かもしれません。