IT業界で働くSEの皆様。。。
IT業界で難しいことのひとつに、「見積」があるのではないかと考えています。
RFPが提示されて、提案書を作成して、そして、見積を提示する、その時、開発範囲、仕様の難易度、開発期間、初めてのお客さまなのかどうか、既存システムの更改か新規開発か、等といった要素によって、リスクの大小を見極めて、安全係数をかけます。
これまで長い間、見積手法については議論されていて、開発規模の積算やファンクションポイント等がメジャーな手法です。が、その妥当性を検証するには、両方の手法で見積もってみて、その乖離を見て、何らかの平均値を取る、であるとか、これまでの類似プロジェクトをベンチマークとして、相違点を洗い出してみる、とか。いずれにしても、確立された手法はないと考えています。
そこで登場するのが、「KKD」です。
いわゆる勘と経験と度胸!これで見積をしてしまうんですよね、これが意外に正確なんですよね、ベテランSEの概算見積ってそんなにはずれません。
それって、USENの宇野社長のブログでも書かれている通り、経験に基づいた推論ロジックが出来上がっていて、精度が高いんですよね、独自のDBがあって、そこから独自ロジックがぐりぐりって働いて、答えが出る、それはそれで、どんな精緻な理論にも勝る論理なのではないでしょうか。
この先、10年、20年と変わらず見積手法は研究されていくはずですが、完璧なものはでないんじゃないかな、って考えています。それは、10年前に研究していた暗号理論が今では計算機の進歩によってあっさり平文がわかってしまうようになる、というのと似ているかもしれませんね。
逆に言えば、IT業界というのはそれくらいカオスで難易度が高い、ということがいえるのかもしれませんね。そのIT業界でビジネスとして常に勝ち続けることは至難の業ですが、価値あるチャレンジですよね、ある意味、誇りです。