最近は、IT業界に人が集まらなくなってきた、という話があります。たとえば日経就職ランキングをみると、以下のようになっています。
http://job.nikkei.co.jp/2009/contents/business/ninki/
経年の変化がわかるデータを見つけられなかったのでなんとも言えないですが、このランキングは大きく変わっていないような気がしますが、いかがでしょう。確かに今年はサブプライム問題の影響が本当に日本にも実際に出てきているので、金融証券は人気が少し下がるかもしれませんね。
一方で、IT業界と言えばどうでしょう?5年前のITバブルの時期にはそのイメージもあって人気が出ましたが、最近は、新3K、7K等のウワサが広まって人気に陰りが出てる、ということになっています。
確かに、この本に書いてある通り、IT業界の現状は右肩上がりではない、ですね。

日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由
でも、それは、他の業界にも当てはまる話のような気がします。食品偽装、建築基準の偽装、どこでも問題を抱えているのではないかと考えます。
問題提起ももちろん必要なのですが、では、それをどう解決すればよいのか、そして、実際にその解決に向けて自分はどのように日々活動しているのか、のほうがもっと大切なような気がします。問題ばかり挙げていても余計によい人材は集まってこない。
「ダメ」になった「原因」は複合的でかつ構造的です。それらを細かくひとつひとつ取り除いていかない限り、すぐには改善できません。
「技術者が幸せになるためには、組織に依存せずフリーになるしかない」けれども「多重請負やプロジェクトメンバの寄せ集めはダメだ」というロジックには既に矛盾があります。
経営者の観点、プロジェクトマネージャの観点、システムエンジニア、プログラマ、いろいろな立ち位置の人がいて、すべての人が8割くらい満足できるバランスが必要だと思います。
契約の場面、仕様を決めるときの決め方、内容、納期の設定、チームの割振り、進捗会議、お客様への報告、あらゆる場面で、上下左右に配慮しながら仕事をしていきたいですし、その少しずつの改善の結果、10年後のIT業界が変わる気がしています。