ボッティチェリ展 東京都美術館 | ちわ☆わんつーmemory 

ちわ☆わんつーmemory 

日々の忘れたくないこと


美しい女性の顔が印象的なボッティチェリの絵

本人が自分を描き入れた絵が展示されているので
写真コーナーにご本人が、置かれてます。

この作品 ラーマ家の東方三博士の礼拝

初期の作品 依頼主はラーマ家ですが作品には両替商のラーマだけでなく、時の権力者メディチ家の人々も描きこまれ
本人も右端に!

入口に設置されたパネルは書物の聖女と呼ばれる作品
ラピスラズリの青と金箔が美しい
聖母も美しいです。

ボッティチェリはフィリッポ・リッピの工房で修業
リッピが亡くなった後、今度はリッピの息子フィリッピーノ・リッピを弟子として育て上げた。

その二人のリッピの作品も展示されています。


美しきシモネッタの肖像
当時フィレンツェで一番といわれた美女

メディチ家の最大の権力を手にしたのはロレンツォ・デ・メディチ
シモネッタはその弟、ジュリアーノとロマンスが噂されたとか
でも病に倒れ、23歳で急逝

やがてメディチ家もロレンツォの死後、急速に力を無くし、修道士サヴォナローラが力をつけ、美術界も方向転換してしまいます。
このあたりは中野京子さんの本で読むとおもしろい

また、この横顔の肖像画
日本では平面的な顔のためでしょうか、横顔の絵が普及しなかったとか…
そこも読んだことを思い出しました。


上野ではカラヴァッジョを観てからボッティチェリ展へ行ったので
私としてはカラヴァッジョに軍配を上げたいです。
カラヴァッジョの方が深い…